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【Slack】スターでもなくハートでもなくアイコンの時代

「リアクションにはスターよりもハートよりもアイコンを使うべき」
そんなビジョンの下に行われたアイコン絵文字化プロジェクトの報告である。

好きなのを使わせろ

今週の話題と言ったらこれだろう。

これまで行われたTwitter仕様変更の中でも最悪とも言うべきものだ。俺の場合は後でブログにツイートを貼り付ける時にふぁぼっていたので、ハートよりもスターである方がふさわしい。否定的な反応を示したのは俺だけでなく、もうちょっと他にやりかたは無かったのかと思う。

一方で優れた改善を行ったのが、チャットツールのSlackである。

Slackは今年の7月に絵文字によるリアクション機能を追加した。さらにSlackは絵文字を各自で追加できるため、事実上ありとあらゆるマークでリアクションを行うことが可能となっている。


722 ways to say “I got your message” | Several People Are Typing

この機能が実装されてから俺は様々な絵文字を作っては追加していった。中でも俺含め我がチームで一番良く使われたのがこれである。

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見ての通り俺のアイコンである。前の記事でも少し触れたが、シンプルなデザインが良かったのか違和感なくアイコンを絵文字として使えた。運用としては特にルールを設けず、それこそTwitterの「ふぁぼ」のような使い方である。今回のTwitter改悪でその使い勝手の良さを再認識したのだった。

絵文字に向かないやつ

再認識したところで俺は気がつく。絵文字化されているのは俺のアイコンだけであり、他のメンバーのはまだであった、と。そこで全メンバー絵文字化プロジェクトを始めたのだが、問題が発生した。絵文字に向かないアイコンがいる。eru.tndlだ。

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このアイコンを絵文字化するとこんな感じになる。

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識別はできるが絵文字として気に食わない点が2つある。

  • アイコン内の読めなくなった文字が邪魔
  • 外枠がある

文字は消せばいいとしても枠が厄介だ。単純に枠を消しただけだと、変に切り取られたようになってしまう。そこで俺はこいつの顔を復元することにした。

サプライズは大事

顔を復元するのはいいとして、俺はこの全体像がどうなっているかを知らない*1。本人に聞いてもいいが、やはりこういうのはこっそりと進めたい。サプライズとかドッキリは楽しい。モカ姉もそう言っていた。なので秘密裏に俺が想像で作ることにした。

そしてできた復元図がこれ。

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余計なものを取っ払って完成。
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絵文字化してみる。

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なんかわかりにくい。

デフォルメ

この時点では絵文字化のことを本人には伝えていない。もう少し見られるものになってから公表するというわけだ。

さて、悪かった理由を考えてみるに、顔と言うより頭部といったデザインであり、絵文字のサイズだと表情がよくわからないというのが元凶であるとみた。しかしながら元のデザインをそのまま使おうとすると、どうしてもこの問題を回避できない。そこで目と口を大きくし、頭部も縮めることで解決することにした。アイコンとは異なるが、要するに分かればいいのだ。それが大事。

そしてデフォルメして出来たのがこれ。

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絵文字サイズでもまあ分かる。

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こんなもんだろということで公表した。

ダメ出し

公表から1日が過ぎてダメ出しを食らった。

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この展開、アレを思い出す。

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HUNTER X HUNTER18 (ジャンプ・コミックス)より

わざわざ自分から言い出してくれたのだ。やるしか無い。

黄金率の名の下に

というわけで新たにアイコンを作成することにした。デザインは元のアイコンの顔を参考に、表情がわかりやすいようにする。もちろん出来る限りシンプルにだ。

まずは黄金率の円をたくさん用意して輪郭を作る。どんなにテキトーなデザインでもこれを見せるだけで説得力が出るというわけだ。さすが黄金率。

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あとは着色してアイコンが完成。

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絵文字は128pxまでのサイズが許されているが、あえて自分で絵文字のサイズである22pxの画像を別に用意した。どうしても自動に任せるとぼやけた感じになりやすいため、手直ししたほうが見栄えがいい。そして出来たのがこちら。

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このサイズでもわかりやすい。

運用

できたので早速使ってもらう。

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絵文字よりも一回り小さいリアクションでも問題ない。

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楽しそう。

これで無事にメンバー全員の絵文字化を達成できた。アイコンを絵文字化するといろいろ使いみちが出てくるので、Slackを使っていてまだなら試してみて欲しい。なかなかチャットが賑やかになるはずだ。そして複雑なアイコンを使っている人がいるのなら、これを機会にアイコンをシンプルにしてはどうだろうか。使える幅が広がるに違いない。

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*1:後で聞いたら拾い物であるため、本人も知らなかった。