ヨルダンでドライバーとの会話した時の話。
これは死海
ヨルダンのネタ第三弾。特に語るネタが見つからない時はヨルダンの思い出を書くに限る。せっかく行ってきたわけだし使わないともったいない。
ヨルダン行ってきたきっかけオプティマスがやられたので。復活にはマトリクスが必要だ“暁がダガーの剣先を照らす時 3人の王が扉を示す”東の方向 ヨルダンのペトラの山...
この記事で書いて無かった話。【トランスフォーマー】バンブルビーとヨルダンのペトラ遺跡に行ってきた - 本しゃぶりヨルダン行ってきたきっかけオプティマスがやられた...
ドライバーはよく喋る
俺はフリーツアーで行ってきたので移動は旅行会社が手配してくれていた。つまり空港からホテルまでは専属のドライバーが俺を送ってくれるわけだ。行きと帰りで違うドライバーだったが、こいつらがよく喋る。俺は基本的に喋らない方だ。のんのんびよりを見ていたら兄貴に親近感を持つタイプ。
それなのにドライバーはサービスとばかりにどんどん話しかけてくる。もちろん英語で。幸いにも俺は英語が少しはできる。最近受けてないけどTOEICで300点台ぐらい。つまりサイコロよりアテになるということだ。全く根拠のない血液型占いを信じている人が多いことを考えると、俺の英語はかなり信頼性があるということになる。
一人目
一人目のドライバーは何でもいいから質問しろとよく言ってきた。つい「ん?今何でもって…」と返そうと思ったが英語がわからないので止めた。俺からの質問が少ないので今度はドライバーが質問してきた。そしてこんな感じの会話になった。もちろん実際には英語でしゃべっている。
ド「お前彼女いるか?」
俺「いない」
ド「俺もいたことがない なぜならイスラム教だからだ」
俺「ほう」
ド「イスラム教だから婚前交渉が無いのだよ 妻とも付き合わずに結婚した」
俺「なるほど」
そうかイスラム教だと彼女がいないのが当然なのか。言い訳としてはなかなかいいなと思っているうちにホテルに着いた。
二人目
二人目のドライバーは最初っから俺に質問してきた。帰りということもあってヨルダンはどうだったかという内容だ。適当に褒めていたら会話が続かなくなってきた。さすが俺、異国の地でもコミュ症は変わらないらしい。するとドライバーが彼女はいるかと聞いてきた。ネタが無くなると彼女の有無を尋ねるのがヨルダン流らしい。一人で旅行にきている時点で察しろと思ったが律儀に答えてやった。もちろん英語で。
俺「いない」
ド「なぜだ」
俺「女よりマンガやアニメが好きだからだ」
ド「好きな作品は何だ?」
どうせ日本の作品を答えてもわからないだろうと思った。しかし人間には会話において二通りいる。情報を伝えようとする人間と場をもたせようとする人間だ。俺は二度と合わない相手に対しては後者だ。とりあえず答えようと思った。
俺「JOJO'S BIZARRE ADVENTURE」 [asin:159116754X:detail]
ド「Really? 」
ドライバーが食いついてきた。すげえさすがジョジョ。その威光は遠く離れたヨルダンの地にまで届いていたのか。そして会話は続く。
ド「何人だ」
俺「?」
どういう意味だろう。まあいいや適当に答えよう。
俺「3人だ」
ド「何だと!お前見かけによらず凄いな」
ド「いくらしたんだ?」
俺「??」
さすがの俺も何か奇妙だと思い始める。しかしこれはただの雑談に過ぎない。正確性より場が保つことのほうが重要だ。適当に答えときゃいいだろう。
俺「300$だ」
ド「それはめちゃくちゃ高いぞ!」
ド「前に私が日本人女性とヤった時は二人相手で50ドルだったからな」
俺「???」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは奴の前でマンガについて話していたと思ったら いつのまにか買春していた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
何故か俺は彼女を作らないのは女を買っているからということになっていた。しかも3人まとめて。というか待てドライバー。お前はイスラム教徒じゃあ無いのかよ。婚前交渉うんぬんの話はどこにいった。それとも異教徒なら問題ないのか。
俺の英語力でも70%は伝わるだろうと考えていたが、受け取る力も70%程度だ。それなら一往復で伝達率は49%になる。何度も会話すれば情報はまるっきり変わってしまう。つまりはそういうことなのだろう。
その後もドライバーは日本女性はデカイのが好きだとか、俺のはデカイぞとか、気になるなら触ってみるか(ノーサンキュー)とか喋り続けていた。俺は次の旅行では頑張って公共交通機関を使うことを決心した。