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本しゃぶり

骨しゃぶりの本と何かを繋げるブログ

リーン・ライトアップ

リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

読んでいてふと思った。これをブログに適用したらどうなるのか、と。

これはMVP

俺は新しく知ったことをよく試したくなる。良く言えば実践的であり、悪く言えば影響されやすいということだ。なのでララムリを知ったらサンダルで山に登るし、アニメを見たらインドに旅立つこともある。そんな俺は現在この『リーン・スタートアップ』を読んでいるわけだが、これを試したくなったのは当然の帰結というわけだ。

もちろん普通に仕事で使ってみるのはいいのだけれど、それより自分のプライベートなことにも適用できないかと考えた。そこで思いついたのが最初に書いたように、このブログ「本しゃぶり」に適用したらどうなのか、ということだ。この「本しゃぶり」の記事はたいてい長い。そして長いゆえに書くのにやたらと時間がかかる。丸一日、8時間程度ならまだいいほうで、ものによっては1,2週間かかったものもある。これはリーン・スタートアップで言うならば「巨大バッチ死のスパイラル」に飲み込まれている状態だ。

だからといって小粒の記事ばかりというのは面白く無い。そういうのはもう一つのブログ「Wikiしゃぶり」だけで充分だ。だがリーン・スタートアップの考え方を使えばこの問題は解決される。つまり実用最小限の投稿(minimum viable post)を行う。そしてこのMVPに対する反応を見て求められているものを追加していく、という手法だ。これならば1度にかける時間や労力は少なく、大きなものが書ける。

とはいえスタートアップとは違い、それなりにバズらなければ記事に対しての反応はもらえない。したがって実際には構築─計測─学習のループを回すというよりは、単純に随時更新というようなものになるだろう。それでもやってみる価値はあると思う。何だかんだ言ってこの時点で記事を一つ投稿できたには変わりないのだから。というわけでこれからしばらくの間、小さく更新していく。もし対して更新されなかったら、ピボットしたと思ってくれればいい。

ブログがリーン・ライトアップに向く理由

一つの記事をこまめに繰り返し編集・更新するリーン・ライトアップという手法は、はたしてブログに向いているのか。俺は以下の理由から向いているのではないかと思う。

  • プロトタイプ (下書き) と完成品が同じモノで行えるということ
  • 加筆・修正のコストがとても低いということ
  • 読者はweb上でブログにアクセスして見るので、常に最新の状態にあるということ

まずパッと思いついたのはこの辺りだ。この考え方はポール・グレアムの考え方をほとんどそのままブログに適用したものだ。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち - 本しゃぶり

この本が書かれた頃にリーン・スタートアップという言葉は無かったが、この本やYコンビネーターでグレアムが言っていた内容はまさにリーン・スタートアップの考え方だ。そしてグレアムの話ではwebベースのソフトとプログラミングについての説明である。これはほとんどブログに言えると思う。何しろwebベースかつ、文字を入力していくことで完成するのだから。

ブログがリーン・ライトアップに向かない理由

逆に向かない理由も考えてみる。一番大きな理由は、読者の側が何度も更新されると想定していないということだろう。毎日何度も使うようなサービスならともかく、普通の人は同じ記事に何度もアクセスしないものだ。もちろんこの俺もそう。つまり一期一会の性質が強いブログ記事において、何度も更新してもそうなることを想定していない人には意味が無い。

あとはわりと意見が食い違いやすいもの、特に炎上しそうな話題ではやらないほうがいい気がする。なにせこの手法は記事の内容がどんどん変わる。反対意見が多いものでやってしまうと、まるで逃げたように見えてしまう。サービスであれば間違えたと思ったら止めて修正すべきであるが、ブログのように意見をいう場合だと単純に消せばいいというものではない。仮に変えるとしても、前のを残した上で変えるべきだろう。

リーン・ライトアップに向く記事のタイプとは

こまめに更新するという観点から考えると、以下の特徴を全て持っているものが当てはまると思う。

  • 速報性が重要
  • 全体を俯瞰したい
  • 書き手が全体を把握するには時間がかかる

おそらく俺が今までに書いた記事のタイプだと、商品やアニメのレビュー記事が当てはまるのではないだろうか。例えば商品レビューの場合、開封の儀もいいが、実際に使ってみてどうなのか、というのがある。最初の段階ではよくても、使っているうちに気になる点が出てくるなんていうのはよくあることだ。そのような事があった場合、記事として別にあるよりも追記の形であったほうが親切といえるだろう。

アニメレビューの場合だと、特に向いているのはこれからの季節、つまり新番組が一斉に放送される時だ。作品単体のレビューではなく、1話感想まとめ的なやつはこの手法が向いている。この手のまとめは以前にやったことがあるが、なかなか大変なところがある。まとめて書こうとすると、数が多いので書き始めるのに時間が掛かる。そして1話を片っ端から消化しているうちに2話がもう始まってしまうという始末。しかも最初の方に見たやつの記憶が薄れている。

ここでリーン・ライトアップを使うと、見たアニメから書いていけばいいので話が早い。そして一つ見終わるたびに以前に見たやつと比較し、感想にも手を加えていく。2話が始まってしまったというのであれば、それも反映させればいい。タイミング的にも試してみる価値はありそうだ。

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