年越しはソバを食べるのが風習である。
では年明けには何を食べるのか。
2018年はラーメンであった。
熱いぜラーメン対決
2018年冬アニメが始まった。中にはまだ正月休みが続いている人もいるだろうが、深夜アニメでは既に新たなレースを開始しているのである。
そのレースの先頭で、熾烈なラーメン対決が行われていることを知っているだろうか。本記事ではその状況を伝えたいと思う。
物量で殴る『ラーメン大好き小泉さん』
先攻はラーメンマンガを原作にもつ『ラーメン大好き小泉さん』である。
この作品が最初に繰り出してきたのがこれだった。
ぶたダブルヤサイマシニンニクカラメである。たった一杯でこの作品の方向性がわかる*1。特筆すべきはこの重量級を学校帰りに食べる、ということだ。
メインキャラが学生ということを説明したのなら、もう学校に用は無い。ここからはラーメンの時間が始まるのだ。
部活をやっているように見えないことから、並び始めたのは16時にもなっていないだろう。訪れたのは三田本店と思われるため、開店したのは17時となる*2。俺だったら二郎を食えるほどのコンディションになっていない時間帯であるが、小泉さんには関係ない。最短ルートでラーメンに向かうのが小泉さんなのだから。
このようなペースでは、とてもではないが30分も保たせることはできない。事実、一杯目を完食した時に放送時間はまだ半分以上も残っていた。このような場合にやることは一つ。追加注文だ。
一度に3杯という暴挙。この圧倒的な力押しが『ラーメン大好き小泉さん』のスタイルなのである。
シチュエーション特化『ゆるキャン△』
後攻の『ゆるキャン△』は、きらら系からの参戦となる。
こちらはラーメンがメインの作品ではない。あくまでもアウトドアが題材の作品である。だがアウトドアと料理は切っても切り離せない関係だ。ゆえにこの作品にも様々な料理が登場する。その最初の一手がこれだった。
カップヌードルカレーである。
ガチなラーメン3杯に対してカップヌードル1つ。単純な料理勝負ならば、これは比較にすらならない。しかし、『ゆるキャン△』はここに至るまで積み上げてきたものがあった。
主役の一人であるなでしこはトイレのベンチで眠りこけていた。この時の気温は5℃。
場所を変えて寝続ける。
そして日が完全に落ち、帰れなくなったところを、もう一人の主役であるリンに拾われたのであった。
先のカップヌードルは、このような状況下で差し出されたのであった。
幸福とは相対的なものである。つい先程まで暗闇の中で寒さと孤独で震えていたのだ。そんな彼女の目に、湯気が立ち上るカップヌードルはどのように写っただろうか。そしてその味は……
言うまでもない。
マッチ・ポンプ。これこそが『ゆるキャン△』の
戦いは始まったばかり
以上のように2018年の冬アニメは、1話から熾烈なラーメン対決が行われていた。はたしてどちらが優勢なのか。個人的には下のような記事を書いていることから分かるだろうが、『ゆるキャン△』に一票入れたい。
しかし戦いはまだ始まったばかりである。
『ラーメン大好き小泉さん』は当然のごとくラーメンを毎週繰り出してくることだろう。それも一度に2杯3杯と。
対して『ゆるキャン△』で次にラーメンが登場するのは、原作だと5巻まで待つことになる。しかし麺類ということならパスタが、さらに汁物ならば幾度となく作られる。
木曜深夜*3に行われる飯テロ対決はこれからだ。
似たような記事
さっきも貼ったがアニメと飯の記事。
きららフォワード原作かつシリーズ構成・脚本つながり。