本しゃぶり

骨しゃぶりの本と何かを繋げるブログ

小学生の心を掌握する方法

たまには人の役に立つような記事を書こうかと思う。きっかけはTwitterを見ていたら「小学生が言うこと聞かねえ」みたいなのがあったので。参考資料としてこれを使う。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(2) (ガンガンコミックスONLINE)

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もこっちの行動は、基本的に真似したら人類として終わっているようなことばかりだ。だが、どんなクズにもいいところがある。2巻に収録されているこの話。
喪16「モテないし挽回する」
この話で、もこっちは男子小学生の心をわし掴みしていた。俺はこれを読んだ時にとても感心した。なぜならこれは俺の経験と一致していたからだ。作者は男子小学生の行動形態をよくわかっている。教員志望の人間がいたらよく読んでおけ。

俺は数年前に小学校で理科支援員のバイトをしたことがある。簡単に説明すると教材の作成や実験の準備などで、理科の授業の手伝いをするというものだ。当然、小学生と触れ合う時間が多くなるわけだが、参加した他のメンバーは最初の頃、小学生とどう接すればいいか分からず戸惑っていたようだ。しかし俺はそんなことなかった。あのぐらいの年頃相手なら尊敬される術は心得ている。というわけで説明していく。

趣味で勝つ

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小学生相手に限らず、人間関係を構築するには共通の趣味を持っていると話が早い。もこっちの場合はカードゲームだった。小学生は自分の趣味を大人、特に親とかに下らないとバカにされることもある。よく知りもしないくせに。だがここで大人が自分と同じ趣味を持っていると「この人はわかってくれる人だ」と思い、心を開く。あとはその話題で盛り上がればいい。俺の場合はまずポケモンだった。自己紹介の質問で「好きな色は何ですか?」というお決まりのがきた。そこで俺は「白、ゼクロムが手に入るから」と答えた。(当時はBW発売直後だった)ざわつく教室。これで話しかけられる話題は決まった。

そして重要なのがここからである。小学生相手に知識量で勝つということだ。あいつらは勉強含め、一般的なことでは大人に負けていて当然だと思っている。だが自分の好きなことに関しては自分の方が詳しいと思っている。身近な大人が家族と先生ぐらいならそんなものだろう。そこに自分の得意分野ですら敵わない大人が出てくると驚く。自分がコイツに勝てるものは何もないのだと。ポケモンを筆頭にデュエマでもベイブレードでも俺のほうが知識は上だった。俺は最新の情報を知らなくても戦略や用語、歴史なんかについては圧倒的に知っている。それを解説してやるだけでよかった。そうするとこうなる。

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圧倒的尊敬の眼差し。

ただしニワカは逆効果だ。うっかり適当な事を言うと「こいつは取り入ろうとしているだけだ」と見透かされ、軽蔑される。あくまでも自分がよく知っていることが大事だ。

かっこいいアイテム

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小学生は変な道具が好きだ。普段使っている道具は他人に決められたものばかりで抑圧されている。なにせシャーペンすら使用禁止だったりするぐらいだ。そしてまだ実用性やシンプルさより派手なカッコよさを好む。それによって低学年だと筆箱がメカニカルになり、高学年だと裁縫セットにドラゴンが召喚される。その結果、凄そうなアイテムを持っている人間を尊敬するという習性を持つことになる。まあ、大人でも身につけているモノで評価する人もいるけどな。

もこっちはデッキケースだったが、俺の場合これだった。

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教材の準備とかに便利なので持ってきていたのだ。(先生の許可はもらってある)これが活躍したのは電気の授業の時だった。ビニール線を剥くのを失敗し、導線部がわずかに飛び出るだけになってしまった子がいた。そこでプライヤー機能で引っ張ってあげるためにこれを取り出した。ただのマルチツールだが、小学生視点からすればレアアイテムに等しい。まるで過去にタイムスリップした先で現代の道具を見せつけたような状態になった。そして上がる俺の評価。神器の持ち主は神なのだ。

イカサマでも勝つ

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小学生相手には必ず勝たなくてはならない。たとえイカサマをしたとしても。上記の趣味の話でも書いたが、小学生は自分を負かせる相手を敬う。なので勝負となればイカサマをしてでも勝たなくてはならない。仮にイカサマがバレても上手くやり過ごせばむしろプラス評価になる。イカサマとは優れたアイデアと技術が必要だからだ。自分では思いもしなかった方法で騙されると、人間は意外に感心してしまう。だから俺は大人げなく手段を選ばずいった。

今の小学校でも消しゴムを指で弾いて落とし合うゲームが行われていた。俺の頃は「ケシバト」と呼ばれていたアレだ。そこで俺も参戦することにした。消しゴム中をくり抜きこれを仕込んで。

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スチール製の教卓における圧倒的防御力は全ての攻撃を跳ね返した。向かってきたガキ共の消しゴムが、壁に当たったかのごとく弾かれていく。さらに弾くのをミスって落ちるかと思われた俺の消しゴムは、空中で軌道を変えて側面に張り付いた。そこで仕掛けはバレたが、消しゴムに何かを仕込むという発想が無かった小学生達は驚愕していた。そして工夫やカスタマイズの重要性を語る俺。これが教育というものだ。

尊敬されるということ

そこまでしてガキに尊敬されたいかと思う奴もいるかもしれないが、これは結構重要なのだ。尊敬されることで、いかにも「ちょっと男子ー」と呼ばれそうな奴だろうと俺のいうことは素直に聞くようになる。怒鳴ったり手を上げたりすることなく、平和的に指導できるようになるのだ。俺はその方がいいし、対象となる小学生たちだってそのほうがいいだろう。だから俺はやったのだ。

ここまで読んで、人によっては「一番気になることについて書いていない」と不満を持っているかもしれない。男子はいいから女子はどうなのかと。ロウきゅーぶ!みたいな展開はないのかよと。まあ、アレだよね。ほとんど男子としか喋ってなかったからさ…… たしか俺が男子と一緒に盛り上がっているのをこんな感じで眺めていた気がする。

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愛のムチ

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