本しゃぶり

骨しゃぶりの本と何かを繋げるブログ

Wikipediaのレビューを60以上やり続けてわかったこと

この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。

記録を残すということには価値がある。ましてや行う人が少ないなら当然だ。だからWikipediaの記事をレビューし続けた感想を書き残しておく。

おすすめのブログ

以前にこのブログで紹介したが、俺はWikipediaの記事をレビューするだけのブログを2ヶ月ほど前に始めた。

とりあえず作ってからただひたすら淡々と更新していた。そしたら3週間ほど前にこんなのを見た。

wikipediaのお勧め記事を淡々と紹介するサイト

  • 検索PV期待度  ★★★★★★
  • 固定PV期待度  ★★★★★★
  • 炎上可能性    ★★

お勧めのサイトです。
暇つぶしにwikipedia巡回をする人も多いですし、暇つぶしサイトとしてとても需要が高いと思います。
ただ、自分のwikipedia巡回を常にする必要があり、ちょっと手間がかかる気がします。
また上記の二つに比べて、内容が一般的なので、最終的にかなり大きくなる可能性を秘めています。
これからニュースサイト(個人キュレーションサイト)を始めるにはどうすればいいのか - orangestarの雑記

なんの気なしに始めたが、どうやらおすすめのサイトだったらしい。正確に言えば俺のはお勧めじゃないのも紹介しているが、誤差の範囲無いだろう。

この時はブクマで宣伝して終わりにしたのだが、現在はてなブログで今週のお題特別編「好きなブログ・おすすめのブログ」が行われている。

というわけでせっかくだから「おすすめのブログ」の実情を書くことにした。更新も60を超え、シュメル的に考えて1巡はしたと言えるわけだからちょうどいい。パーカー欲しいし。

得たもの

とりあえずこのよくわからないブログを書いていて得たものを列挙する。

1. 雑学

まずこれ。前からWikipediaを見ることはよくあったが、何だかんだ言って「Wikiしゃぶり」を始めてからはより意識してWikipediaを開くようになった。そして以前はさらっと必要なところだけを見ていたような記事でも、レビューするとなればじっくり読み込む。この記事は他の記事とどのような違いがあるのか、あまり知られていないことは書いていないか等々。そんな感じのことを毎日やり続けるのだから次々知識を得ていくのは当然の帰結だ。

ただあくまでもこれは一つのことを学ぶと言うよりは無秩序に様々な方面のネタを知っていくという形なので、浅く広くとしかならない。それでも多くの事柄について「そういえば読んだことがある」という状態になるのは悪いことじゃない。だいたいのことは調べれば分かることであるが、そもそもその存在を知らなければ調べようという気にすらならないのだから。

2. 開拓者の気持ち

「Wikiしゃぶり」を始める際にまだ誰も似たようなことをやっていないか探してみた。特に見つからずそれは今でも変わっていないのだが、他にないと知った時に俺は喜んだ。これはオリジナリティがあるぞと。

しかしいざ初めてしばらくすると、中々これが孤独なものだということに気がつく。すでに誰かがやっていることならば需要があるとわかっているし、上手く行けばどれくらいの人気が得られるかわかっている。だがこれが新しいこととなると何もわからないところから始まる。需要があると思って始めたとはいえ、本当にそうなのかはわからない。しかもこの形式はとにかく蓄積していくことが重要であり、大きく一発当てるということはない。ひたすら自分の考えを信じて続けていくしか無いのだ。

この「Wikiしゃぶり」について俺はコストを支払っているが、なにかリスクを背負っているという訳ではない。そんな程度でも「本当にこれでいいのだろうか?」と考えてしまうのだから、ガチでリスクを背負って新しいことに挑戦する人に敬意を払う。よくもそこまで自分の判断を信じることが出来るなと。

3. Wikipediaの知識

かなりどうでもいいことだが、やはりWikipediaについて詳しくなってきた。主に記事の容量、脚注数、更新頻度に関してそれが全体のどの辺の順位に位置づけられるのかが何となくわかってきた。何だかんだ言ってこの2ヶ月ちょっとの間に200以上の記事を閲覧・記録しているのだから当然だ。ちなみに上記3つの各分布は冪乗則に従っている。

例として俺が閲覧した記事について容量の大きい順に並べると以下のグラフができあがる。

特に気にせず俺の興味の赴くまま選ばれた200ちょっとのサンプルでもそれっぽい結果になるのだから冪乗則は世界の真理。

手間

先の引用した記事ではWikipedia巡回について手間だと書かれていたが、正直そこまでのものでもない。少なくともこの俺が毎日更新できる程度のコストにすぎない。どの程度のものか以前書いたこの記事の内容と比較してみる。

この記事で俺は言及記事は更新しやすいと書いていた。今でも何かしらに言及するというのは更新頻度を高める上で有効だと思っている。ただこれにも問題があって、言及できる記事を探す必要があった。話題になっていても特に言うことがなければ記事にできない。あの頃は言及できる記事を求めて探す毎日だった。

一方このWikipediaのレビューというのはそのへんで悩まない。Wikipediaの記事自体がお勧めであろうとなかろうと「レビュー」という体裁を取っている限り関係ない。ある程度は「今日はどの記事をレビューするか」と迷うが、やろうと思えばどの記事でも書くことは出来る。さらに俺は元々何かあるたびにWikipediaを開き、関連する記事もついでに開くことが多いのでわざわざこのために巡回するということもない。単に今まで見た記事の中からチョイスするだけだ。

また、意図的に分量を3段落程度に抑えているので記事を書く時間も少なくて済んでいる。だいたい1記事30分ぐらい。ちなみにこの「本しゃぶり」は1記事に8時間以上掛かることもザラにあるので、「Wikiしゃぶり」を毎日更新するというのは「本しゃぶり」を毎週更新するのよりはるかに楽というのが現状だ。

継続

今のところ毎日更新が続いている。貼ったように「本しゃぶり」の方は3週間で音を上げたことを考えると我ながら中々だと思う。この「Wikipediaのレビューブログ」というのは毎日更新することを重要視するのであれば間違いなく「お勧めのブログ」と言える。上記の「手間」と被るのだが、その理由を挙げる。

1. 分量が少ない

これは俺の方針によるものだが、やはり分量を抑えるというのは重要。分量が少なければ単純にかける時間が少なくて済む。忙しくて時間がない日でも書き上げることが出来るから毎日更新できるというわけだ。

2. 枯渇しないネタ

今のところ「Wikiしゃぶり」は1日1記事で運営している。仮に10年続いたとしても3,652本しか記事を消費しない。それに対して日本語版Wikipediaの記事は934,243本*1もある。ネタを消費し終える前に俺の命が終えるのは間違いない*2

3. 悩まない

自分でも書いていて思うのだが、本当に「Wikiしゃぶり」に関しては何を書けばいいか悩むということがない。まずその記事が使えるかどうかで1段落埋まり、初めて知ったことについて語るだけでまた1段落埋まる。あとはなぜその記事を選んだのかとか、記事に書かれていないことを書いたりしていればもう完成だ。悩まないで済むと時間もかからなくて済むので更新のコストが下がってうれしい。

PV

3桁行った日は無い。

収益

0

お勧めかどうか

ただ淡々と更新をし続けたいという人にとってはお勧めのブログと言える。更新するのが楽なので。逆に一つの記事で多くのアクセス集め、人気エントリーに入りたいと考える人には不向き。そういった承認欲求は全く満たせる気がしない。単純に俺の実力が無いだけと言われたらそれまでだが。

個人的にこの形式は書評の練習に最適だと思う。書いてあることをまとめ、自分の意見を書くという意味では書評と同じ形式だ。しかし書評はコストが高い。まず本を手に入れるのに金がかかる*3し、読み終えるのにも時間がかかる。そして1冊を自分の中でまとめるというのはそれなりに技術がいる。一方でWikipedia程度ならば、1記事の多さなんてたかがしれている。なので簡単に数をこなせるので書評の練習に最適というわけだ。俺が思うに小学生は読書感想文よりWikipedia感想文から始めるべきだと思う。

そんなわけでブログを書く実力をつけるという目的で始める際にこれを選ぶのはいい選択ではないだろうか。別にWikipediaにこだわる必要はなくて、ニコニコ大百科とかアンサイクロペディアとかその他の似たようなサイトをネタにしてもいいと思う。やっぱりWikipediaをネタにしたいと言うのであれば…… Fightだよ。

お勧め記事

最後に今までレビューした中からおすすめの記事を紹介する。

「登場人物一覧」の記事というとかつてはイナズマイレブンの登場人物が最強、というか日本語のWikipedia内で最大だったが、2013年12月に「GO」と分離したため今ではアンパンマンの方が大きい。誰もが知るキャラクターでも知られていない設定が色々とあるので一見の価値はある。

今さら説明不要なゆるキャラ。設定とかが書いてあるのはいいとして、「年表」や「メディア出演」が異常に充実している。ふなっしーなら自分で編集していても許される気がするが、きっと熱心なファンによるものだろう。地味にTwitterから始まったことはあまり知られていない気がする。

なぜ今さら作成されたのか謎だが無駄に脚注があるのがすごい。くだらないネタでも全力でやればそれなりのものが出来るといういい例。

ウィキペディア・レボリューション―世界最大の百科事典はいかにして生まれたか (ハヤカワ新書juice)

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*1:2014/11/16現在

*2:現実的に考えるとWikipediaが潰れるか、俺個人の理由で更新を止めるのが先だろう。

*3:図書館とか金をかけない手段はあるが。