読んだ。いいねこういうの。
文章力を向上させるための文章術に関する記事を見かけることがある。僕自身も過去にそういったいわゆる文章に関する記事を書いたことがある。しかし方法論や心がけのような...
俺も自分の体験を元に書こう。
レポートを しっかり かきうつした
上の記事では文章力を飛躍させるためには名作・名文を書き写すのがいいと書いてある。なるほど確かに効果的だろう。だがしかし、効果的な特訓というのは大抵の場合つまらないし、やっていて苦痛だ。俺みたいに嫌いな言葉は一番が「努力」で二番目が「ガンバル」な人間にできるわけがない。小学校の時、国語の授業で教科書を原稿用紙に書き写すというのがあったが、大抵俺は遅かった。しかも字を飛ばして書いたためにやり直しだった。そんな俺にできるわけがないのだ。
成長した俺は、頻繁に文章を書き写すようになった。高専生の8割ぐらいはそうなると思う。書き写すどころかテスト前には暗唱さえ出来るようになっていた。400字程度なら句読点までバッチリ再現だ。でも写していたのは名文ではない。解答だ。そんなんで文章力は向上しない。しかも目的があったからこそやれたわけだ。それを訓練としてなんて、できるわけがない。
深い観察から
そんなこんな俺でも自分で文章を書かなければいけない時は来る。いつもそれで苦しんでいた。そして締切が迫って焦る。そして人のせいにする。最初からこのパクるのを使わせてくれれば こんな事にはならなかったんだ!! いきなり自分の文章を書かされたって すぐにできるわけがないッ! できるわけが……
はっ!! そういえば先輩たちやネットの連中が「表現力」を身につけたというならそれはどこから学んだ？「面白さの基本」とかをどこで？彼らは誰から学んだ？名無しから聞いたりまとめで探したわけじゃあないはずだ……それはコピペってやつで……… 「本物」じゃあない………… そして俺は気がついた。漫画のセリフに沿って書こう。
真理の扉を開いた
ふざけているように思うかもしれないが、俺は至って真面目だ。何か言いたいことがあった時、これってあのセリフが使えるなと考える。そうすると自然に文章を思いついていくのだ。しかも素晴らしいことに、自分の中に無かった言い回しや単語を使えるようになる。その上文章を書いていて楽しい。コレ重要。もし文章を書けなくて悩んでいたら好きな作品を見返すのおすすめ。そのうち頭が湧いてくる。
よく考えると俺のやっていることも書き写すってやつだな。ほとんどそのまま書くわけだし。ってことはやっぱりアレだ。名文を書き写していれば、そのうち文章を産み出せるってわけだ。コレが真理。
