本しゃぶり

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ストライクウィッチーズ2 聖地巡礼『俺のロマーニャ』

年末年始にローマに行ってきた。
せっかくなのでストライクウィッチーズ2を聖地巡礼をした。

いつものごとく一人で。

5話はローマ回

ジョジョ5部の聖地巡礼に向けて錬金場を見直していたら、この記事が目に入った。

ストライクウィッチーズ2 第5話は『私のロマーニャ』で、ローマの休日パロ回である。

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『ストライクウィッチーズ2』第5話

ついでにストパン聖地巡礼をしたら、ローマの有名所をそれなりに行けるのではないか。そう考えて実行に移した。

訪れた聖地

例によってマイマップを作成した。今回ここに登録した場所は全て訪れた。

5話に登場した有名所は全て登録してあるはず。マイマップはコピーすることで自分のGoogle Mapsでも使うことができる。行く予定のある人は勝手に使ってくれて構わない。マイマップの便利さについては以前書いたとおりだ。

以降、行った場所について個別に述べていく。

パラティーノの丘

ルッキーニがマリアを連れ込んだのは「パラティーノの丘」にある「ファルネジアーニ庭園」である。

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『ストライクウィッチーズ2』第5話

実際の噴水は作中よりもこじんまりとしていた。

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ファルネジアーニ庭園の噴水

基本的な構造は同じだが、噴水と生け垣の距離が狭い。あと水の勢いも弱い。

実際に中へ入って同じ場所に座り込もう*1かと思ったが、残念ながら立入禁止になっていた。

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立入禁止

ただ、他のサイトの写真などを見てみると観光客が中に入っているのもあるので、入れるかどうかは時期によるのかもしれない。

ルッキーニたちがファルネジアーニ庭園にいる時にフォロ・ロマーノの光景が映るシーンがあるが、あれは庭園に隣接した展望台から見た景色である。

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パラティーノの丘の展望台

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フォロ・ロマーノ

庭園そのものは時期的にパッとしない場所だったが、この景色を見れたので良しとする。

コロッセオ

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コロッセオ

宮藤らがローマに来た時、最初コロッセオの脇をトラックで通過したが、この道は原則的に歩行者用で一般車両は走ることができない。

続いてルッキーニがマリアをコロッセオに連れて来た時のコロッセオは、「コロッセオ広場」から見たものだと思われる。背景は作中とちょっと異なる。

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コロッセオ広場から

ファルネーゼ庭園と同様に、コロッセオの内部も脚色というか、作中と現実で少し異なっている。例えばルッキーニたちが入ってきた入り口は赤丸で示した場所になるが、実際は下との階段なので、ここから内部に入ることはできない。

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『ストライクウィッチーズ2』第5話

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実際のコロッセオ内部

とはいえルッキーニの「おっきいでしょー」の発言には現実でもそうだと、はっきり言える。

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おっきい

ちなみにコロッセオとパラティーノの丘は共通のチケットになっており*216ユーロで両方に入場する事ができる*3

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コロッセオのチケット 16ユーロ

ここでチケットの裏面を見て欲しい。

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コロッセオのチケット裏面

右上に日時が記されている。丸で囲われたところだ。これはコロッセオの入場予約時刻である。2019年3月よりコロッセオの入場は予約が必要となった。当日券の場合、当日で空いている時間帯があればこのように指定される*4。予約時刻の前後15分以内に入場しないとコロッセオに入れなくなるから注意が必要だ。

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この仕組みを知らなかった人の末路

真実の口

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真実の口

この顔は本来マンホールの蓋だったらしいが、現在はコロッセオ地下への入り口となっていることで有名。ルッキーニが手首を内側にまるめる技を披露するのは、『ローマの休日』のパロなわけだが、俺からすると柱の男対策にしか思えない。

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トレヴィの泉

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トレヴィの泉

何かのコンサートでも始まるのかと思うくらい常に混んでいる場所。

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特にイベントがあるわけではない

ルッキーニたちが並ぶこと無くコイン投げができたのは、時代のせいかネウロイのせいなのか。コインを投げ入れるのは、肩越しにコインを投げ入れることに成功すると再びローマに訪れることができると言われているため。ただ他の噴水でもコインが中に入っていることから、イタリア人は水の中にコインを入れるのが好きなだけかもしれない。

スペイン広場

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スペイン広場

ルッキーニたちがジェラートを食べていた場所。ただ、俺が行ったときは12月だからかジェラート屋はいなかった。今は飲食禁止だから夏でもいないかもしれない。つけ加えると階段で座るのも禁止で、座り込むと警官に怒られるので注意。

サンタンジェロ城

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サンタンジェロ城

この場所は最終決戦のイメージがあるが、ストライクウィッチーズでは割と平和な扱い。宮藤たちがトラックでローマにやってきた時、コロッセオの脇を通った直後にこのサンタンジェロ城の前を通った。実際はコロッセオとサンタンジェロ城は離れた位置にあるため、何らかの力で空間が歪んでいるのだと思う。空間の歪みの影響はこの後にも出る。

今回は橋の写真を撮るだけで満足せず、ちゃんと中にも入る。中にあるカフェでケーキを食べるためだ。

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カフェでケーキ

作中では藤の花が咲いていたが、今の季節は冬なので枯れている。しかも風が吹いていて寒い。何かで読んだことがあるが、風速1メートルにつき体感温度は1℃は冷えるという。この時は風速5メートルなので、体感温度は4℃だ。俺以外に外で食べている客がいないわけである。

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でもケーキすっごくおいしい

なおカフェは城の中にあると述べたが、サンタンジェロ城の入場料は15ユーロ*5だ。

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サンタンジェロ城のチケット 15ユーロ

いくら内部がちょっとした博物館になっているとはいえ、コロッセオ+フォロ・ロマーノとほとんど同じ値段というのは高い。さらに俺がここのカフェで注文したケーキとカプチーノは合わせて9ユーロである。ウィッチになるには金がかかる

ロトンダ広場

パンテオンの前にある広場。

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ロトンダ広場

宮藤とシャーリーはサンタンジェロ城の中のカフェでお茶していたのに、気がついたらロトンダ広場にいた。何を言っているかわからねーと思うが、ウィッチに不可能は無いのでそういうことだ。

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『ストライクウィッチーズ2』第5話

実はロトンダ広場には作中と同じ位置にレストランが存在する。

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Scusate Il Ritardo

なので食事をしながらルッキーニを待ち伏せることは可能だ。

この店はもろに観光スポットにあるので値段は高い。パスタとコーラとカプチーノと注文した覚えのないデザートで29.9ユーロ。チップでさらに1ユーロ支払った。やはりウィッチになるには金がかかる。

サン・ピエトロ大聖堂

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サン・ピエトロ大聖堂

広場には無料で入れるが、ルッキーニの一番好きな景色を見るためのキューポラに登るためにはチケットを買う必要がある。

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チケットの選択肢

安価な階段のみで登るチケットと、高価なエレベーターで上がるチケットの2種類がある。とはいえ値段の差は2ユーロしかなく、エレベーターで上がった後も急な階段を登らなければいけないため、後者をおすすめする。階段は狭く急なので、ここへは足腰が丈夫なうちに訪れたい。俺の前を歩いていたデブは、本当に辛そうに登っていた。

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エレベーターありのチケット

キューポラからは広場とローマの街並みが一望できる。

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ルッキーニの一番好きな景色

ここでポイントなのは、実際のキューポラは鉄格子で覆われているということ。

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鳥カゴのような鉄格子

従って実際にネウロイが襲来したならば、階段で降りる必要がある。

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鉄格子が無くてもここから降りる気はしないが

逆に広場からキューポラを見上げるとこうなる。

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広場から見たキューポラ

iPhoneの倍率2倍×8倍望遠鏡でこう。

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iPhoneカメラ2倍×8倍望遠鏡

キューポラの上にいる人間を見分けるのはウィッチの視力でないと不可能だ。

終わりに

ルッキーニは上記の場所を1日で制覇していたが、実際にやるのは現実的ではない。フォロ・ロマーノやサン・ピエトロ大聖堂は見て回るのに数時間ほしい。移動時間もそれなりにかかるし、何より朝一番でないと待ち時間が長い

なので実際に巡礼するならば、丸3日は確保したい。コロッセオ+パラティーノの丘で1日。サンタンジェロ城+その他ローマ観光スポットで1日。バチカン市国 (サン・ピエトロ大聖堂) で1日。これが妥当なところだ。

その場合、ローマパスの3日券 (38.5ユーロ)*6 を購入するのがおすすめだ。これは使用開始から72時間は公共交通機関 (バス・メトロ・トラム) が無料となり、観光施設の入場料は2箇所まで無料となる*7。3箇所目以降は割引だ。これならばコロッセオとサンタンジェロ城を無料で入ることができる。

というわけで、ストパンのローマ聖地巡礼はいい感じにローマを観光できるので割とおすすめである。まあ、観光産業の側面があった『ローマの休日』のパロだから当然だが。

ローマの休日(字幕版)

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別の視点でローマ聖地巡礼

同じくローマ聖地巡礼でも、作品が違うとこうなるという例。行ったタイミングは同じ。

*1:もちろん一人で。

*2:それぞれの場所に1回ずつ入場できる。ただしフォロ・ロマーノはパラティーノの丘とセットの扱い。

*3:2020年1月時点。

*4:空いている時間帯が無ければ入れない。

*5:2020年1月時点。

*6:2020年1月時点。

*7:対象施設はローマパス公式サイトを参照。