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【雑記】意識低めな自己啓発書とのつきあいかた

読んだ。そして語ってみた。

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自己啓発をこじらせる

最初これを読んだ時いやいやいや~と突っ込みたくなったが、同じ人が書いたのを読んで本人もわかっていると知ったので、わざわざ批判記事を書くつもりはない。

この人の場合は無駄に行動力が高かったから講演会やシンポジウムに走ったようだけど、自己啓発書で同じことをしている人は多い。俺もあまり偉そうなことは言えず、中学生の頃から自己啓発書をよく読んでいた。しかし、そこまで大した行動力が無かったおかげでそれなりに勉強をして、それなりにやってこれている。世間で言われる意識の高い学生にならなかったのは、18歳頃にはその手の本に耐性がついたというか飽きてきたからだろう。おかげで成功もしなかったが大きな失敗もしなかった。

じゃあ自己啓発書は全くの無駄かと言えばそうじゃない。自分なりの使い方がわかればそれなりに役に立つ。というわけで俺にとっての自己啓発書の使い道を書いておく。

自己啓発書の使い方

俺が自己啓発書に求めるもの、それは興奮と調律だ。

1. 紙のエナジードリンク
[asin:B005F25MQ0:detail] 自己啓発書は度々エナジードリンクに例えられる。つまり一時的に興奮し、活力が出る。だがしばらく経つと倦怠感がやってきて気がつくと元の状態に戻る。俺もそう思っていたが、この説明は本質を表していると思う。エナジードリンクをジュース感覚で飲む中毒者がいるが、自己啓発書にも中毒者が多い。あの一時得られる興奮と妙な自信がクセになるのだ。というわけで常飲はよろしくないが、ここぞという時に少し使うなら程よい効果が得られる。何か頑張る必要がある時に気に入ったやつを少し読む。するとやる気が出て取り組める。

2. 紙の本を買いなよ
[asin:B00BZA3GQO:detail]
アニメ 「PSYCHO-PASS サイコパス」の中でこんなセリフがあった。

「本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある」


「調子の悪い時に本の内容が頭に入ってこない時がある。そういう時は何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でもスラスラと内容が入ってくる本もある。なぜそうなのか考える。精神的な調律、チューニングみたいなものかな。調律する際、大事なのは、紙に指で触れている感覚や、本をペラペラめくったとき瞬間的に脳の神経を刺激するものだ」

正にこれ。なんとなくだらけている時に手に取りパラパラとめくる。すると初めて読んだ時のことを思い出したりする。それはだいたい前向きな気分だったわけだ。そしてなぜ昔と今でこんなに精神状態が違うのかと考えたり、初心に帰ったりする。これは一度読んだことのある自己啓発書がすごく向いている。なぜなら自己啓発書は各章が独立していることが多いのでどこから読んでも問題ないし、途中で止めるのも簡単だ。これがマンガとかだとついうっかり次の巻、また次の巻と手を出して止まらなくなる。適度に止められるというのは大事だ。

何を読むべきか

よく言われることだがほとんどの自己啓発本は同じことを書いている。だから話題になったやつを1冊だけ買えば十分だ。それに気がつくのはけっこう時間がかかった気もするが、ハマっているときはそんなもんだ。なので既に自己啓発書を持っている人はもう買わなくていい。それを繰り返し読んでいれば問題ない。書いてあることに飽きたら実行に移せばいい。どうせ読みっぱなしだろうから。

まだ持ってない人で、何か読もうと考えているならこれを薦める。
[asin:4905042097:detail] 様々な自己啓発書に書かれている内容を濃縮し、実践的にしたものだ。わりと極端なことが書いてあるが、それでいい。ぬるい内容だと他にも手を出したくなる。もう一度書いておくけど1冊だけ買えば十分だ。