初対面の人と仲良くなるには、共通点を見つけるのがその第一歩であるとされる。共通点があれば親近感が湧くからだ。
これが判明していれば、物語の結末は変わっていたかもしれない。
シビル・ウォー
「ゴールデン・ウィーク」という名称はもともと映画業界用語である。だから、というわけではないが、俺もこの連休に映画を見た。マーベルの新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を。
この話は、本来ヒーローとして共に戦うキャプテン・アメリカとアイアンマンが思想の違いから対立し、ヒーロー同士の戦いが行われる。そしてタイトルこそ『キャプテン・アメリカ』となっているが、ストーリー的に重要な敵対関係はこの二人である。
ウィンター・ソルジャー (= バッキー・バーンズ)とアイアンマン (= トニー・スターク)だ。途中までは「正義のあるべき姿とは」というような思想の違い(と勘違い)による対立であったが、結局はこの二人の間にある因縁によって戦いが行われる。したがってこの二人の関係を修復できれば、物語はハッピーエンドへと突き進む。ヒーローが手を取り合い、共に悪へと立ち向かうことによって。
なので俺がウィンター・ソルジャーとアイアンマン関係修復の鍵を提供しようと思う。実はこいつらは似た者同士なのだ。その共通点を提示しよう。
装備
今回発見した共通点とは、その装備にある。両者の装備を比較してみる。
ウィンター・ソルジャーの装備
ウィンター・ソルジャーで注目すべきは、彼がドイツで逃走する時のことである。
重要なのは後ろから写したシーン。
この時、彼が背負っているリュックがこちら。
MAXPEDITIONのFalcon-II™ Backpackである。細身で体からはみ出ないそのデザインは、人混みの中をすり抜ける際に邪魔とならず、3レイヤー構造は見た目以上の収納力を持つ。さらにトップのY型ストラップとサイドのコンプレッションストラップによって圧縮すれば、全体の型崩れを防ぎバランスが保たれる。そして素材は1050Dのバリスティックナイロンと非常に強靭であるため、逃走時にうってつけのリュックなのだ。
アイアンマンの装備
一方アイアンマンで注目すべきは今作ではなく、彼自身が主役であった『アイアンマン3』のマンダリン邸襲撃時である。
当然、見るのは後ろから。
この時、彼が背負っているリュックがこちら。
MAXPEDITIONのSitka™ Gearslinger®である。背負った状態からサイドの取っ手を引っ張ることで、バッグを体の正面に持ってこれ、素早く物の出し入れが可能。クッション材を内蔵したショルダーストラップと、収納できるクロスストラップによる高い安定感を約束する。もちろん素材は1000Dバリスティックナイロンなので耐久性は高い。屋内への襲撃時に最適なバッグである。ちなみにバッグごとフィギュア化もされている。
MAXPEDITION
以上の説明からもう分かっただろう。そう、この二人はバッグの好みが同じなのだ。人間、追い詰められた時にその本性が出るという。片方は第二次世界大戦からの暗殺者、もう片方は大富豪の発明家と、立場は大きく異なるが、追い詰められた時に身に付ける物は同じブランド、MAXPEDITIONのバッグなのである。二人の背負う物は同じなのだ。
惜しむらくはドイツでウィンター・ソルジャーを追跡したのがブラックパンサーであったことだろう。もしアイアンマンがずっとウィンター・ソルジャーの背中を見ていれば、こいつは仲間だ、と気がついたに違いない。トラブルというものは、ちょっとした違いによって起きることもあれば、回避することもあるのだ。
ちなみにこのMAXPEDITIONを愛用しているのは何もヒーローに限った話ではない。例えば人類とトランスフォーマーのメッセンジャーことサム・ウィトウィッキーはトニー・スタークと同じのを使っている。
また、日本に目を向けてみれば、県立大洗女子学園 普通Ⅱ科2年C組の秋山優花里のリュックもMAXPEDITION製ではないかと言われている*1。
なお、日本においてはMAXPEDITIONではなくMAGFORCEでブランド展開されているので、ロゴにこだわりがないのであればこっちの方が安くていい。
終わりに
というわけで、もしあなたに正義を愛する心があるのならば、MAXPEDITIONを手にしよう。
プロダクト・プレイスメントのせいだとか、今はそんなのはどうでもいい。買えないなら買わなくていい。だが、これを背負ったなら…… 君もアベンジャーズだ!