本しゃぶり

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歴史 (上)

歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)

歴史 上 (岩波文庫 青 405-1)

きっかけ

ある程度ネットをやっている人ならば見たことのあるAAにもなったコレ

ヒストリエ(1) (アフタヌーンKC): 岩明 均 より

1巻で主人公エウメネスが語った将軍ハルパゴスの元ネタを知りたくてググったところ、 ヘロドトス(歴史)に書かれていると知った。
そもそも俺がヒストリエを読むきっかけになったのもこのシーンであったわけで、それが載っていると分かれば読むしかないと結論づけ、とりあえずハルパゴスが登場する上巻だけポチった。


内容とか

読むきっかけとなったハルパゴスだが、彼はわりと早い87ページから登場する。
彼がやり遂げられなかったアステュアゲス(王)の命、そして後に起こる若きペルシア人キュロスの反乱が、一連の流れにあったことが読むと分かる。
ハルパゴスの扱いはキュロスのおまけみたいなものだが、アステュアゲスの命が何だったのか、どうしてハルパゴスは失敗してしまったのかが書いてあるので、読んでおくとAAの元ネタの元ネタまでドヤ顔で解説できるようになるだろう。
ちなみに本書の中で「ば~~~っかじゃねえの!?」というセリフは一度も出ていない。

この作品はいかにもな歴史だけではなく、他民族の風土習俗のたぐいも豊富に書かれている。
特にエジプト人についてヘロドトスは興味を持ったらしく、多くのページを割いている。
ピラミッドなどの建造物は「筆舌に絶した」と言い、風俗習慣にいたっては「ほとんどあらゆる点で多民族とは正反対」との言いようだ。
中には明らかに間違ったことや、架空の生き物まで登場するが、読んでいて面白い。

上巻の終盤ではペルシアのダレイオス王がバビロンの反乱を鎮圧するために包囲攻撃を仕掛ける。 しかしバビロンの守りは堅く、二十ヶ月たっても落とせない。 そんな状況でゾピュロスという高官が攻略のために動くのだが、ヒストリエ4巻でエウメネスのとった行動はこれを参考にしたと考えられる。


こんな人におすすめ

  • ヒストリエが好きな人
  • ギリシアに興味がある人
  • ミイラの作り方を調べている人

コレのおかげでいろいろと本を買うことになった。

ヒストリエ(1)

ヒストリエ(1)