本しゃぶり

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図解 戦車

きっかけ

またガールズ&パンツァーの影響で戦車本。

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ガールズ&パンツァー 5話より

戦車について初心者向きかつ網羅的に書かれている本を読みたかった。
コレは戦車にかぎらず言えることだけど、ネットで無料な情報がたくさんある今でも何かについてある程度知りたいなら本が強い。
少なくとも日本語に限ればそう言える。
やっぱり詳しい人間が金をかけて作ったものは違う。
この本を選んだ理由は図解であるということ。
機械的なものは文章だけで説明されてもわからない。
詳しくない分野ならなおさらだ。
その点この本なら説明と図がセットになので、文でわからなくても図を見ればいい。


内容とか

この本は名前のとおり、前回紹介したのよりも戦車に特化した本である。
見開きで1テーマを扱い、左ページに解説文、右ページで図解する構成となっている。
したがって、最初から順番に読む必要もなく、興味を持ったところだけ開けばいい。
もちろん章ごとに似たテーマをまとめているので、最初から順番に読んでも面白い。
俺はそう読んだ。

内容は、戦車とは何かといった、基本的なところから始まる。
つまり「キャタピラ」「旋回砲塔」「装甲」の3つを持った陸上兵器って説明からだ。
それから戦車の歴史、装備、機能などがわかりやすい図とともに説明されていく。
他に、対戦車戦術や特殊戦車などの戦車周辺のことも書かれている。
個人的には歩兵による対戦車戦闘がおもしろかった。

この本を読んで一番「へー」と思えたのは装填手の存在価値について。
ガルパンで役割分担は以下の5つと説明されていた。

  • 車長
  • 砲手
  • 操縦手
  • 装填手
  • 通信手

コレを見た時、俺みたいな戦車知らない奴はこう思ったはずだ。
「装填手って弾を装填するだけかよ、さっさと機械化しろよ」
しかし読了した今の俺は違う、秋山殿はいらない子では無かったのだ。
この本では「砲弾の装填は人力?」や「自動装填装置は何故一般化しないのか?」と装填手の重要性について複数の箇所で言及している。
ようするに予備人員は重要だよねって話らしい。
それを考えると、多くのロボットアニメでは戦車より操縦が複雑そうな兵器を一人で運用しているが、大丈夫なのだろうかと思ってしまう。
まあ、90式戦車も10式戦車も機械化されていて乗員数は3名だから、やっぱり要らなくなっているみたいだが。


こんな人におすすめ

  • とりあえず戦車について知りたい人
  • 装填手はいらないと思っている人
  • カバー下が気になる人

格言集がきてる