本しゃぶり

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【ヨルダン】ペトラ遺跡でチェイサーになった

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この記事で書いて無かった話。

【トランスフォーマー】バンブルビーとヨルダンのペトラ遺跡に行ってきた - 本しゃぶり【トランスフォーマー】バンブルビーとヨルダンのペトラ遺跡に行ってきた - 本しゃぶり

ヨルダン行ってきたきっかけオプティマスがやられたので。復活にはマトリクスが必要だ“暁がダガーの剣先を照らす時 3人の王が扉を示す”東の方向 ヨルダンのペトラの山...

ボッチじゃなくてソロ

上の記事ではわりと簡単に行って戻ってきた感じで書いているが、実際はそれなりに大変だった。インドア派の人間に岩山は厳しい。しかしそれでも俺は無事に帰ってきた。今まで積み上げてきたスキルのたまものだと言えよう。人間というものは経験が大事。

俺は基本的にソロで活動する。ネトゲの話ではなくリアルで。だから基本的に自分を助けてくれるのは自分だけ。言葉の通じない外国ならなおさらだ。俺は英語が苦手なので自分の意思を93%程度しか相手に伝えることができない。アルバート・メラビアン博士の言っていることが正しければの話だが。そんなわけで俺は無理をせず、無事に帰ることがこの旅行の方針だった。

ペトラを下る時のこと

エド・ディルを存分に楽しみ、ペトラ遺跡から出る時の話だ。帰りは別ルートで行こうと考えた。そして崖を降りたり狭い階段を上って上って犠牲祭壇に辿り着いた。ここまではこの前の記事で書いてある。問題はこの後だった。話は少し前に遡る。歩いていくうちに次第に道と言うより歩ける地形って感じのが増えてきた。時々どっちへ進めばいいかわからなくなることもあったがちゃんと正しい道を進めた。大抵の場合どちらかと言えば平らな方へ進めば合っているし、正しい方にはゴミが落ちていることが多い。俺の選択と移動スキルは悪くない、ボッチは方向音痴であってはならないのだ。

道が二手に分かれていた。完全に分かれている。片方は階段で下に降り、手前に看板が立っていて「← coffee & tee」とか書いてある。もう片方は山を登る方向で、上の方に看板らしきものが見える。はたしてどっちへ進むべきか。よく見ると3つ目の進めそうな道がちょうど階段と山の間にあった。

どこの国でも婆さんは道を示す

そこにシートを広げたヨルダン人の婆さんが座っている。間違いない、こいつ情報を教えてくれるNPCだ。基本一人でなんとかする俺だが、困ったときは躊躇わず人に尋ねる。ペトラは18時で閉まる。この時はまだ16時前だが、間違った方向に進んではいつ出られるかわからない。訊くのが最良の選択だ。そして尋ねた。NPC婆さんは山を指さす。山を登って進むのだと。サンキュー婆さん。薦めてくるお茶を断り、礼を言って山を登る。そして登った先が例の犠牲祭壇だったわけである。

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ここ

犠牲祭壇の先は山の頂上が続いていた。夕日に照らされるペトラの上を駆ける俺。そして端まで来たところでついに見えた。来る時に通った道が下に広がっていた。そしてそこまでは険しい崖が続いていた。しかし帰るためには行くしかない。婆さんを信じて一段目の崖(1mほど)を飛び降りた。そしてもう一度前を見る。眼前に広がる岩と崖。どうやって進めっていうんだよババア。確かに方角は合っているが、道はない。犠牲祭壇の由来がわかった気がした。

チェイサーのスキル

俺は決断した。チェイサーのスキルを使おう。ソロプレイヤーに必須のスキルがこれである。自分がわからなければ知っている奴を追跡すればいい。降りた崖をよじ登り、犠牲祭壇まで戻る俺。自分がきた道を見渡すと都合よく観光客が3人こっちに来るではないか。さすが俺運がいい。

犠牲祭壇まで登ってきた3人は記念撮影を始めた。はよ帰れと思いながらウロウロと彼らが撮り終えるのを待つ。そして写真を撮り終えた3人は元きた道を引き返す。えっ戻るのお前ら。動揺しながらも3人の追跡を開始する。そして3人は「← coffee & tee」の看板がある階段を降り始めたではないか。完全にこの道の存在忘れてた。そして階段は曲がりくねりながら下までずっと続き、行きの道と合流した。

ペトラ脱出

こうして俺は無事にペトラを脱出した。時間は17:20だった。的確な判断を下せたことを自信に持ち、俺は近くのアイスクリーム屋でシェイクとアイスを食べ、ホテルへと帰っていった。

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