本当に良いものかどうかは、時間が経たないと分からない。
だから今になって2020年に買って良かったものを紹介する。
Amazonブラックフライデーはこれを買え。
時の洗礼に耐えたモノたち
気がついたらもう12月になろうとしている。ブロガー的に12月と言えば、「今年買って良かったもの」である。これは割と最近出た物を知れるから良いのだけど、もっと使い込んだ上での紹介を聞きたいと思ったことはないだろうか。
買った当初は良いと思っていたけど、気がついたら使わなくなっていた。そういうのはなるべく避けたい。本当に大事なのは、使い続けることができるものである。
ということで「2020年」に買って良かったものを紹介する。
AfterShokz Air
やはり筆頭は骨伝導イヤホンの「AfterShokz Air」である。
使い続けていることを価値の指標とするならば、去年買ったものでAfterShokzに勝るものは無い。なぜならば眼鏡と同じくらい装着しているからだ*1。これまでBluetoothのヘッドホン/イヤホンを使うようになって10年経つが*2、ここまで装着しっぱなしのものは他に無かった。
- これまで:外しているのがデフォ、使用のために装着
- AfterShokz:装着がデフォ、理由があって外す
これが可能なのは骨伝導ゆえに、耳が開放状態にあるからだ。装着し続けていても周囲の音が普通に聞こえるし、外耳炎のリスクも無い。そして待機状態ならばバッテリーは1日中持つのだから、着けっぱなしの方が楽なのだ。この辺については記事にまとめたので、これ以上書く必要は無いだろう。
ちなみに俺が買ったのはAirだが、今なら以下の3機種を勧める。
Aeropexはハイエンド機種である。
シリーズ中最も軽く*3、IP67の防水なのでスポーツでも使える*4。バッテリーの持ちやBluetoothのバージョンもAirから上がっている。現在Amazonブラックフライデーセールで6,000円 (30%) オフとなっているので、まだAirは壊れていないが買い換えるか迷っている。
【2021/11/30 追記】
ブラックフライデー中なのに、俺が買う前に30%オフが終わってしまった。売りすぎたか。
Open CommはAeropexを通話向けに特化させたモデルである。
バッテリーの持ち時間を倍増させ、ブームマイクが追加されている。テレワークなど、長時間の通話用に使うならこちらがお勧めだ。こいつはAmazonブラックフライデーセール対象外と見せかけて、20%オフのクーポンが適用される*5。
【2021/11/30 追記】
クーポンが無くなっている。昨日に数量限定タイムセール対象だったので、それで終わったのだろうか。
Open Moveはエントリーモデルである。
ただでさえ定価1万円以下とAfterShokzで最も安いのに、Amazonブラックフライデーセールで3,000円 (30%) オフとなっている。また、Aeropexに価格以外で勝てる要素として、充電端子がタイプCという汎用的なのもポイント*6。
【2021/11/30 追記】
こちらもブラックフライデー中なのに、30%オフが終わった。
Echo Dot + スマートホームデバイスいろいろ
Echo Dotであることに拘りはないが、俺が買ったのはこれなので。
正直なところ、話しかけて何かができるというのに、俺はそれほど価値を感じていない。これで音楽を聞くこともない。俺がEchoで流す曲は3つだけだ*7。では何をしているかと言えば、ミスを減らすための仕組み化である。
Echo Dotと様々なSwitchBot製品を組み合わせることで仕組みを構築し、日常のささいなミスや不便さを減らす。これが習慣になった。問題が起きた時は「次からは気をつけよう」ではなく、「どんな仕組みで防げるか」となるのが望ましい。仕事では当たり前の話だが、日常生活でも同じことである。
これについても以前にがっつり記事を書いているので、詳細を知りたい人はそっちを読んで欲しい。
ちなみに上の記事からもカイゼン活動は続けている。今年買ったものになってしまうが、SwitchBotの開閉センサーは優秀なので2個買った。
1個は窓に取り付けてあり、エアコンを起動させる時に窓の開閉状況を読み上げるようにした。二酸化炭素濃度計を買ってから*8窓を開けることが増えたので、うっかりそのまま冷暖房をつけないようにしたのだ。
もう1個は廊下に向けて、玄関の扉に付けている。この開閉センサーには人感センサーと光センサーもついてる。これによって、「廊下が暗く」&「人がいる」時にだけ廊下の電灯が点くようにした。もうEcho Flexは無くていい。実際、Amazonにはもう無いが。
例によってAmazonブラックフライデーでスマートホームデバイスはセール中であり、中でも俺の持っているEcho Dot (第3世代) は70%オフで1,490円とバカみたいに安くなっている。俺のように仕組みを作りたい人はこれで十分だ。
Oculus Quest 2 + Beat Saber
今はMeta Quest 2という名になってしまったが。
完全にBeat Saber専用機としての人生を歩ませている。Quest 2は予約で購入し、今日も含めて出かけない休日には必ず起動するほどに使い続けているが、ひたすらBeat Saberしかやっていない。去年は他にも有料アプリを色々買ってはみたが、今年は新たに購入していないし、Beat Saber以外のアプリを起動していない*9。
Beat Saberの何が良いかと言えば、運動になるのでプレイするのに罪悪感が無いというのが大きい。SUPERHOT VRなんかは面白いし、やっている間は夢中だったのたけど、終わると「もうこんな時間になってしまった。他に何もしていない」となる。対してBeat Saberは面白い上に、やり終えた後に充実感が残る。「今日もこんなに頑張ったぞ」と。
運動習慣の観点から言っても、Beat Saberは優秀である。室内で行うので準備は最低限でいいし、外の天候に左右されない。面白いだけでなく、行うハードルが低いから続けることができるのだ。
さらに付け加えるなら、やるためには約2m×2mの空間が必要であるため、部屋を散らかさないようになる。Beat Saberのおかげで丁寧な暮らしが維持されていると言えよう。
なので俺はBeat Saberしかしていないが、Quest 2を買ったことに後悔していない。もし壊れたらすぐに買い直す自信がある。それくらいはあって当然の存在だ。
鉄棒
ぶら下がるやつ。チンニングスタンドともいう。俺が購入したのはSTEADYのST115である。範馬刃牙が使っているやつだ。
購入したきっかけは『プリズナー・トレーニング』である。
自重力トレーニングは器具をほとんど必要としない。これなら家から一歩も出ずにできるぞと思ったが、「ほとんど」という単語を見逃していた。唯一「ぶら下がる場所」は必要なのである。
曰く、19世紀以前の監房の多くは檻であり、天井にバーがあったという。だから道具の無い監房の中でもぶら下がってトレーニングができたのだ。しかし、俺が住んでいる部屋には安全にぶら下がる場所は無かった。無いのなら金で解決するしかない。そこで購入したのである。
置くだけでなく、ちゃんと毎朝使っている。『プリズナー・トレーニング』ではチンニングスタンドはプルアップ (懸垂) だけでなく、レッグレイズ (腹筋トレーニング) でも必要とする。そのため出番は多い。また、今みたいにブログを書くため長時間座っている時は、トイレなどに行くついでにぶら下がる。ただ立ち上がるよりこっちの方が良い。
ぶらさがり健康器は使わなくなり、洋服掛けになると言われている。当のSTEADYもそれを分かっており、製品特徴の一つに物干し竿をかけられるを挙げている。
だが上述した通り、俺はちゃんと本来の目的で使い続けている。それこそ当初はぶら下がることしかできなかったが、今では懸垂を十数回くらいできるようになった*10。場所を取るが、買って良かったと思っている。
ちなみに今年の12/1から開催されるSPORTEC2021にて、このST115を使って範馬勇次郎に挑戦できるらしい。強さを求める人は行ってみたらどうだろうか。
プンパーニッケル
ドイツ発祥の伝統的なライ麦パンである。これは「使い続けている」ではなくて「買い続けている」だが。
毎朝これを食べているので、売り切れになったら嫌だからこれまで紹介して来なかった。だが最近買いだめしたばかりだし、「去年買って良かったもの」ならこれを抜かすのは嘘だと思ったので。どれくらい購入しているか、累計購入重量をグラフ化してみた*11。
気がついたら80kg近く購入しているらしい*12。まあ、毎朝食べているからな。
プンパーニッケルを購入したきっかけは『果糖中毒』である。糖分摂取による肥満のメカニズムと、その影響について書かれている本だ。
本書には「これなら食べてもいい! 医学的に正しい食べ物リスト」なるものを記載してある。これは次の4つの観点から食べ物を「好きなだけ食べてよし」「週に3~5回まで」「週に1~2回だけ」の3段階に分類したものだ。
- 低糖分
- 高食物繊維
- 低オメガ6脂肪酸
- 低トランス脂肪酸
これに完全に従うのは大変なのでやらないが、ちょっとくらいは従ってもいいと考えた。ここで問題なのが主食である。簡単に手に入るものはどれも精製されており、高糖分で低食物繊維だ。簡単で「好きなだけ食べてよし」な食品が欲しい。
そこでプンパーニッケルである。粗挽きライ麦とライ麦全粒の粗挽きを90%以上使用することが求められるこのパンは、名指しでOKのリストに入っている。好きなだけ食べていいのだ。
しかもこのパンは日持ちがする。俺が2021年11月18日に注文したプンパーニッケルの賞味期限は2022年9月1日である。ドイツ軍のレーションに入っているだけあって*13、やたらと長い。おかげでまとめ買いができる。
食べる時は開封してそのままかじってもいいが、俺はスライスチーズを乗せて軽くトーストしている。味は少し酸味があり、今のところ飽きはこない。中身はぎっしり詰まっており、なかなか食べごたえがある。口内の水分が持っていかれるので、生野菜と一緒に食べると良い。
一つ難点を挙げるなら値段だろうか。1個500gでだいたい500円弱である*14。1個9枚切りであり、俺は1食に3枚食べるので、プンパーニッケルだけで1食あたり140円くらいしている。スーパーで売っているような安い食パンだと6枚切りで100〜200円くらいだから、それに比べたらだいぶ高い。だが俺は酒を飲まないし、健康のことを考えたら朝食にこれくらい金をかけてもいいと考え、食べ続けている。
終わりに
以上が俺の去年買って良かったものである。意図したわけではないが、まとめてみると健康やライフハック系しか紹介していない。使い続けているものとなると、生活に密着したものになるためだろう。俺と似たタイプの人は、ここで紹介したものを買うと生活の質が上がるのではないかと思う。
しかし、Aeropexを買うか悩む。Airはまだ使えているが、ここまで毎日使っているものだと、もっと良いやつにした方が満足感は上がる気がする。さらに皆が買ったら俺も買うかな。
Amazonでお買い物の記事
*1:俺は3種類の眼鏡を使い分けているので、個々の眼鏡と比較したら絶対にAfterShokzの方が長く着けている。ただ全部の眼鏡と合わせると、AfterShokzはギリ負ける。なぜなら他のヘッドホンやHMDを着けている間は外しているからだ。
*2:ちなみに最初に買ったのはSONYのDRC-BT30P/Bである。これは完全なBluetoothイヤホンではなくレシーバーだ。Amazon
*3:子ども用であるAeropex Playを除く。
*4:汗やシャワーでも大丈夫という意味で。水泳で使いたいなら、骨伝導オーディオプレイヤーのXtrainerzがある。こちらはIP68防水だ。Amazon
*5:2021/11/28現在。おそらくブラックフライデー中ずっと。
*6:AeropexやOpen Commは専用のマグネット端子。こちらは充電がしやすいという点でメリットと言える。
*7:朝に行動を促す「3EM01_EM20_Master」、休日に掃除を促す「情熱大陸」、Beat Saberの準備体操として「ラジオ体操 第一〈指導入り〉」である。
*8:俺が買ったのはCUSTOMのCO2-mini。Amazon
*9:正確にはBeat Saberにカスタム曲を入れるためのBMBFは使っているが。
*10:毎日やってその程度かとか言わないで。
*11:俺は今までに食べたプンパーニッケルの枚数を覚えている。
*12:この商品は1個500gであり、累計159個も購入していた。
*13:【ミリヲタ的グルメ】第15食 ドイツ軍コンバットレーション | おたくま経済新聞
*14:2021/11/28現在、Amazonの配送だと単品で1個千円を超えるがこれは特別高い。今Amazonで買うなら12個セットのやつが1個あたり432円でお得。Amazon