本しゃぶり

骨しゃぶりの本と何かを繋げるブログ

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はてなブログに課金機能がついたので有料マガジンの話をする

この記事はプロモーションである。

codocとの連携

codocというサービスがある。手っ取り早く言えば、WordPressを筆頭に様々なWebサイトでnoteのような課金機能をつけられるサービスだ。はてなブログでも記事の販売が可能であり、俺も以前からcodocユーザーである。しかし、今まで一度も本しゃぶりで記事の販売をしたことは無かった

かつて、はてなブログで記事を売ろうとすると一手間必要だった。まずcodoc上で記事を書き、それから生成されたタグをはてなブログに貼らなくてはいけない。そう難しい話ではないが、はてなブログで完結しないのは面倒だ。

だが今は違う。codoc連携機能が追加されたことによって、簡単にはてなブログだけで有料記事を書けるようになったのだ*1。一度設定してしまえば、後はサイドバーからcodocのペイウォールコードを挿入するだけで良い。この記事は、はてなブログ×codoc連携サービスのプロモーションのため、はてなからの依頼を受けて投稿しています。

正直、「今更か」と思わなくもないが、できるに越したことはない。これを機に記事販売やサブスクリプションを始めてみようと思う人もいるだろう。本記事はそんな人に向けて書いたものである。

有料記事とプレッシャー

機能として簡単になったとしても、記事で金を稼ぐ上で厄介なことは他にもある。特に金を稼ぎ続けようとした時に重要となるのが、プレッシャーへの対処だ。

俺はこの本しゃぶりで記事を販売したことは無いが、noteでは以前から販売している。去年からはサブスクも始めた。

これを始めたばかりの頃、サブスクを始めたことを親に伝えたら興味深い話を聞いた。

「定期配信で金を取ると、プレッシャーで大変だぞ」
「というと」
「以前、あるメルマガを購読していたんだ。最初は無料でやっていたのだが、内容はしっかりしていて金を取れるレベルだった。ある時、そのメルマガが有料化したんだ」
「それで」
「俺は金を払ってもいいと思っていたので購読したし、他の人もそう考えていた。だから金を払う人は多かった」
「それならいいじゃん」
「ところが配信者がダメになった。無料でやっていた時は好きに書けていた。しかし金を取ると、それに見合った価値を提供できなければいけない。自分の文章にはそれだけの価値があるのか。そのようにプレッシャーを感じ、結局やめてしまった。俺含め購読していた人たちは価値を感じていたのに」
「なるほど」

これまでサブスクの問題というと、購読者が不満に感じた話ばかり目にしていた。「週に◯回更新します!」なんて約束しておきながら、だんだん更新頻度が減っていき、最終的には金を取るだけになったというような。あるいは更新が続いていても、あまりにも低品質であるという苦情など。

しかし上の話のように、購読者が満足していても、配信者がプレッシャーに負けて潰れることもある。おそらく今更はてなブログで有料化をしようという人は、労力よりもプレッシャーでやめる可能性の方が高いだろう*2

少なくとも俺の場合は労力よりもプレッシャーの方が厄介だった。プレッシャーがどのような影響を与えたか、さらにどう対処したかについて書こう。

毎日更新が1年以上続けたわけ

始めるにあたり、俺が最も懸念していたのは購読者の期待を裏切らないことだった。わざわざ金を払ってくれた人に「騙された」なんて印象を持ってほしくはない。そのため始めるに至った経緯を含め、期待値をコントロールするための記事を書いた。

ここで内容・分量・頻度を書いた。開始時点では以下となる。

  • 内容:主に最近読んだ本の感想、その他コンテンツの感想、ブログのこぼれ話
  • 分量:一記事あたり1,000文字前後
  • 頻度:目標は週に5回、最低でも週に2回、実績は毎日

内容についてどう感じるかは人それぞれであるが、分量と頻度は定量的なものだ。ゆえにこれは明確な約束となる。頻度に幅を持たせてあるのは、それを懸念してのことだ。真面目にやれば週5回更新は可能だろう。しかし、仕事の状況や体調によっては更新できない日が出るかもしれない。とはいえ厳しく見積もっても週2は可能と判断した。そう考えてこう書いた。

だが最後に書いてある通り、実際は毎日更新していた。上の記事を書いたのは開始から2週間の時点だが、毎日更新はまだまだ続く。結局、2022年4月11日から2023年5月5日と、1年以上続いてしまった。「目標は週に5回」と書いていたのに、なぜこうなってしまったのか。

最初は習慣付け書き溜めのためだった。もう何年もブログを頻繁に更新するなんてやっていなかったので、書く習慣を身につけるためになるべく更新することにした。 また、毎日更新を続けていれば、後に書けない日が続いたとしても、平均で見たら週5回更新になるだろう。それにマガジンを開始したのは4月11日であり、毎日更新しても20本にしかならない。

それで初月は毎日更新を達成した。やればできるものである。幸いにも初月から購読してくれる人もそれなりにいた。だが購読者は多いに越したことはない。購読者を増やすなら、マガジンの価値を高めるのが王道である。価値を高めるなら、内容・分量・頻度のいずれかを上げる必要がある。しかし一ヶ月続けて、他を下げずに内容と分量を上げるのは難しいと分かった。ならば頻度しかない。これまで通り、高頻度で更新するのだ。

こうやって毎日更新が続いていると、それが当たり前になる。俺はこれまで毎日更新を約束はしていない。実績として毎日更新とは書いたが、そうすると宣言はしていない。しかし毎日更新を続けていると、それが当然であるように思えてくる。

書いている俺がそう思うなら、読んでいる側も同じではないか。目標は週5回とあるけれど、実績として毎日更新が続いているのであれば、それを期待して購読を始めるはず。もし休んでしまったら、その期待を裏切ることにならないか。それでせっかく増えた購読者が減るのは悲しい。

毎日更新を期待しているというのは、購読者の誰かに言われたことではない。俺が勝手にそう思っているだけである。そして厄介なのは毎日更新が決して楽ではなく、それなりに大変ということだ。半年経過した時点のnoteも、達成感より毎日更新の代償がテーマとなっている。

ここで毎日更新をやめるというのも一つの手だったが、知っての通りさらに半年以上も毎日更新は続くことになる。理由は3つ。1つめは上記の通り勝手に感じているプレッシャー。2つめは連続記録を途絶えさせたくなかったため。そして3つめは『有料マガジンを1年間更新した結果』という記事を書けるからである。遅くなったが本記事がそうだ。

そこで「とりあえず半年やってから考えよう」とし、毎日更新を継続していく。

こうして毎日更新を1年間続けたわけだが、1年続けても余裕は全く無かった。毎日必死になって更新している。これのせいで読書睡眠の時間が削られている。たとえ購読者数を減らすことになったとしても更新頻度を落としたほうがいい、と。

しかし、俺が1年間毎日更新を達成したのは4月10日であり、4月はまだ3分の2も残っている。今月課金した人は毎日更新を前提としているだろうから、ここでいきなり更新頻度が変わるのはよろしくない。そこで更新頻度を落とすのは翌月からとし、予告をすることにした。

そして2023年5月からは、週5回の平日のみ更新としている*3。週5回と更新頻度を明確にしたことで気が楽になった。土日に休んでいても、全く罪悪感が無い*4。俺の場合、やることが明確になるデメリットよりも、やらないことを明確にするメリットの方が重要だった。

終わりに

実際に続けていることからも分かる通り、俺は記事の販売に肯定的である。単純に収入が増えるというのは当然として、金銭という形で価値が認められるという精神的な満足感も得られるからだ。ただし、やり方が重要だ。法や道徳に背かないのは当然として、自分にとってマイナスにならないようにする必要がある。

故にこれからcodocを使って金を稼ごうと考えている人に向けて伝えよう。もしあなたが俺と同じように責任感が強く価値を気にするタイプであるならば、無理の無い範囲でやることを明確にするがいい。そうしないとプレッシャーで苦しみ、続けられなくなるだろう。

つい、やるからには多く稼ごうとしてしまいがちであるが、それで続かなければ意味がない。継続を第一に考え、投げてもらった小銭を淡々と拾い集める。そんな心構えで俺はやっている。

有料部分の使い方

ところで、codocと連携したことで簡単に記事の販売ができるようになったのはいいが、有料部分には何を書くべきだろうか。これがなかなか悩ましい。有用な内容を有料とするのが王道だが、有用かどうかは読んでみないと分からないためだ。内容がある程度は想像できるけど、つい金を払いたくなる。そんなコンテンツが望ましい。ということで俺が考えた有料部分の案を提示しよう。

まずははてなブログでやることを活かして、ブコメを利用するのはどうだろうか。

記事についたブコメに対し、気になるコメントに返信する形で有料部分に追記していく。もちろん金を払ってくれたブクマカのコメントには優先して返信する。その場合は無料部分でidコールすれば、読まれたことに気がつけるはずだ。

しかし困ったことに、俺はブコメをネタにするのはnoteでやっている。週に5回も更新しているとネタを探すのが大変なので、ブコメはとても便利なのだ。今回も言及したいブコメが出たらnoteでやる。

そこで今回はもう一つの案を採用した。画像生成AIを活用する。

  1. GPUをぶん回して芸術的な画像を生成する
  2. 画像を半分にする
  3. このように貼る

この続きはcodocで購入

*1:もちろん初期設定はcodocでやる必要がある。

*2:なぜなら他人から金を取っていても平然とサボれるような人は、既に他のサービスでやっている可能性が高いので。

*3:ちなみに金額は毎日更新の時と変わらず月額500円である。

*4:実際は平日の分を土日に書くことは多いし、土日にマガジンを書かない時は本しゃぶりなど他の媒体の記事を書いているのだが。

この続きはcodocで購入