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2023年上半期に読んで面白かった本5選

今週のお題「上半期ベスト◯◯」
俺がやるなら本を選ぶしかない。

2023年上半期に読んで面白かった本はこれだ。

【目次】

バリューブックスとの提携

本題に入る前に、一つお知らせがある。オンラインを中心とした本屋バリューブックスと提携し、今回紹介する本をバリューブックスの特設サイトで販売することになった。

もちろんバリューブックスで購入するだけのメリットはちゃんと用意してある。

1. クーポンコード適用で送料無料 (2023/8/10まで一度限り)
2. 16%のポイント還元 (2023/7/31まで)
3. 特設サイトで購入された分の書店利益が全て骨しゃぶりに還元

クーポンコードは HONESHABRI である。これを注文画面で入力すればよい。このクーポンは俺が紹介した本以外にも適用されるが、使えるのは一度限りだ。なので欲しい本が他にもあるならば、この機会にまとめて購入することを勧める。

16%のポイント還元の方はもっと簡単で、ユーザーの方で特別何かをする必要は無い。2023/7/31までに注文すれば、自動で適用される。もちろん送料無料クーポンと合わせてもOKだ。

最後のメリットは読者ではなく俺にとってのメリットである。特設サイトから売れた本の書店利益*1全て俺のものになる。当然、Amazonアソシエイトよりもこっちの方が儲かる。なので俺としては、紙の本を買うならバリューブックスから買ってもらえると嬉しい*2。ちなみに、なぜバリューブックスがこんなことをしているかは、以下のnoteを参照。

お知らせはここまで。以降からいつも通りだ。

2023年上半期に読んだ本

いつもの振り返り。2023年上半期に読み終えた本は58冊。これは俺としてはハイペースな方だ。特に5月はブログの更新よりも読書を優先していたので、いつになく数が多い。

2023年上半期の読了数推移 ブクログ

これくらい読めると5冊選ぶのもやりやすい。俺はブクログで読み終えた本を5段階評価しているのだが*3星5の割合は約7%である。今回はちょうど星5を付けたのが5冊あり、当たりの比率が高かった。

ということで星5を付けた5冊を紹介しよう。

『同志少女よ、敵を撃て』

俺が本を評価する時、「集中」を一つの指標としている。その本をどれくらい集中して読んだかということだ。面白い本は「意識」「時間」が集中し、一気に読んでしまう。本書はまさにそのパターンだった。496ページとそれなりの厚みがあるにも関わらず、ほぼ1日で読み終えた*4。Amazonのでの紹介がこう始まっているのも、読んだ後ならば納得である。

【2022年本屋大賞受賞! 】
キノベス! 2022 第1位、2022年本屋大賞ノミネート、第166回直木賞候補作、第9回高校生直木賞候補作
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌で続々紹介!
史上初、選考委員全員が5点満点をつけた、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作

なぜ俺はここまで集中して読むことになったのか。それは本書が実に深夜アニメ的であるためだ。ざっとあらすじを紹介しよう。

1942年、ヨーロッパはナチス・ドイツの侵略に晒されていた。ソ連は反撃の狼煙を上げ、少女たちを集めて訓練し女性狙撃兵を養成する。その中には、家族を失いながらも戦う決意を固めた少女、セラフィマの姿もあった。セラフィマたちは各地でナチスと戦い、戦果を上げていく。いつしか彼女たちは、敵からも味方からも畏敬と嫌悪の念を込めて「魔女」と呼ばれるようになった。これはそんな「魔女小隊」の物語である。

読んでいて何度も「これアニメで見たいな」と思った。設定も展開もアニメに向いている。あまりにもそれっぽいので「やり過ぎだろ」と思ったが、調べてみると上手く史実を使っているようだ。本書に登場する女性狙撃手の英雄リュドミラ・パヴリチェンコWikipediaを見たところ、実際にパヴリチェンコは女子狙撃教育隊の教官になっており、赤軍は約2,000人の女性狙撃兵を戦場に送り込んだとのこと。物語が上手いのもさることながら、ソ連の女性狙撃兵を題材にするという着眼点に感心した。

本書の構成はプロローグ+6章+エピローグなので、1クールだとちょっと駆け足になるだろうが、2クールなら余裕でまとまる。早くアニメ化してほしいものだ。しかし、著者もインタビューで述べている通り*5、本書はあまりにもタイムリーになりすぎた。ウクライナ侵攻にケリが付くまでは、アニメ化するのは難しいのではないか。

なので気になるなら、いつになるか分からないアニメ化を待つのではなく、さっさと本を読むべきだ。既に本書を読んだ人はパヴリチェンコの自伝を読むといい。

『コード・ブレーカー』

本書は生命科学の最先端であるゲノム編集技術CRISPR-cas9を開発し、ノーベル賞を受賞した女性科学者ジェニファー・ダウドナの伝記である。筆者はスティーブ・ジョブズの伝記で有名なウォルター・アイザックソン。

「ダウドナの伝記」とは書いたが、『イノベーターズ』で「チームワークこそイノベーションの根幹」と書いたアイザックソンらしく、本書もまた多くの人物が登場する。ダーウィンとメンデルから始まって、幼き日のダウドナが夢中になって読んだ『二重らせん』の著者ジェームズ・ワトソンにもページが割かれる。もちろんワトソンの共同研究者フランシス・クリックやDNA構造の写真を撮ったロザリンド・フランクリンも登場する。このような形で多くの人物による協力競争の様子を描きながら、ダウドナを中心に据えてゲノム編集技術について語るわけだ。

ダーウィンとメンデルから始まると書いたことから分かる通り、本書はゲノム編集技術だけでなく、そこに至る技術と発見の歴史も書いている。遺伝子の発見、DNAの構造解明、ヒトゲノム計画、RNA研究。当たり前の話ではあるが、技術というものは積み重ねの上に成り立つものである。ゆえに深く理解したいのであれば、その背景を知る必要がある。本書はそこをちゃんと抑えてくれているから良い。

Ernesto del Aguila III, NHGRI, Public domain, via Wikimedia Commons, Link

とはいえ、単にCRISPR-cas9の開発までを書いただけであるのであれば、面白くても俺は本書を選ばなかっただろう。俺に刺さったのは後半の開発後である。CRISPR-cas9によって、技術的には人の遺伝子をいじることができるようになった。だがこれは倫理的に許されることなのだろうか。

ゲノム編集技術を遺伝病疾患を治すために使うならば、反対する人は少ないだろう。しかし、「マイナスをゼロ」にするのではなく、「ゼロをプラス」にするために使うのはどうか。IQを高める、筋力を増す、身長を伸ばすというように。そもそも、人の遺伝子は「神の領域」であり、人が触れるべきものではない。そう直感的に否定する人だっているだろう。なにしろ当のダウドナがその一人であり、CRISPR-cas9を用いてヒトゲノムを編集することに反対していたのだから。

本書の下巻は技術よりもこの倫理の話がメインとなる。ダウドナはヒトゲノム編集に反対の立場を取っていたが、有名になったことで多くの人と触れ合い、考えを変えた。彼女は「医学的に必要で、他に適切な手段がない場合のみ」という条件付きではあるものの、ヒトゲノム編集に肯定的となった。そして、いつの日か「ゲノム編集技術を使わないこと」が非倫理的だと見なされるようになるかもしれない、とも。

ダウドナを考えを変えさせたのは、世界各国から届く遺伝病疾患に苦しめられる当事者たちの声であった。やはり人の心に届くのはデータではなくナラティブである。まだゲノム編集が一般的でなく、我々の中に拒否反応が残っている今だからこそ読んでおきたい。

『ネットワーク科学が解明した成功者の法則』

タイトルに「成功者の法則」なんて入っていると非常に胡散臭いが、読めば分かる通りタイトルに偽り無し。本書における「成功」とは「属する社会から受け取る報酬」と定義されている*6。この定義のもと、ネットワーク科学の研究者が様々な分野を調査し、成功者とその他にはどのような違いがあるかを探っていく。その定量的な研究結果を根拠とした主張には納得感があり、確かに「成功者の法則」である。

では具体的にどのように成功者とその他の違いを調べていくのか。それについては以前、本しゃぶりでがっつり書いているので、そちらを読んで欲しい。この記事では成功したければ「付き合い」「スキルアップ」のどちらを重視すべきかについて、本書の内容を元に考察している。

ところで、この手の自己啓発本やビジネス書は*7、何をもって「優れている」と言えるだろうか。「内容がまとも」というのは当然として、俺は「行動につながる」を重視している。ただ読んだだけで終わらずに、書いてあることを実行するということだ。本書はこれを満たしている。

「人に会うのが大事」とはよく言われるけれども、それがどれくらい大事かを明確に示されることはそうない。だから内向的である俺は人脈の力を軽視し、あまり人に会わないでいた。だが、本書は違う。俺が無視できない形で明確に、人脈の力を突きつけたのだ。

これが何を意味しているか知りたければ上の記事を読もう / Quantifying reputation and success in art. Fig. 1. Coexhibition network.

そこで俺は素直に従うことにし、今年のGWは人に会うことにした。以下はそのレポである。※全文読みたい人は単記事購入 or メンバーシップ登録で*8

人に会ったことで、今のところ本書で定義している「成功」には繋がってはいないが、得るものがあったという意味で「成果」はいろいろある。次の本はその一つだ。

『ある人殺しの物語 香水』

「スゴ本」のDainさんに買ってもらった本。経緯は向こうが書いているのでここでは触れない。

「これは絶対に面白い、金を出してもいいから読んで欲しい」と言われた上で読み始めることに。正直なところ「そんな勧め方あるか」と思っていた。スゴ本きっかけで買った本は多いし、俺は本の趣味をこうやって公開している。だから的外れな選書ではないと思っていたが、それでもハードルを上げすぎだろ、と。しかも普段ノンフィクションを多く読む俺に対して、小説でやるか。

紹介していることから分かる通り、確かに面白かった。物語を作る上で最も重要なのはキャラクターと言われるが*9、本作は主人公であるグルヌイユのキャラが良い。とても好感が持てる。

舞台は革命前の18世紀のフランス。悪臭漂うパリで産まれたグルヌイユには、特殊な点が2つある。1つはあらゆる匂いを嗅ぎ分けられること。彼の嗅覚は犬以上と言っていい。真っ暗闇の中でも嗅覚だけで周囲の状況を把握でき、混ざりあった匂いから構成成分を的確に分析できる。そんな人間離れした嗅覚の持ち主だった。そしてもう1つの特徴は、彼自身には体臭がまったく無いことだ。これはそんな匂いに特化した男が、「至高の香り」を追い求める物語、そして香りで支配する物語である。

俺はグルヌイユのことを「好感が持てる」と評した。それは自分の求めるものが何か理解しており、実現に向けてブレずに突き進むためだ。

グルヌイユは匂いに関するチートスキルを持っていたわけだが、育った環境は最悪だった。産まれてすぐに孤児となり、孤児院で他の子供達から嫌われながら育った。8歳になったら厳しい皮なめし職人の下へ売り飛ばされ、奴隷のように働かせられる。そんな悲惨な境遇であるにもかかわらず、彼はあらゆるものをリソースとして活用し、少しずつ前に進んでいく。

最初はただ労働力を提供するだけ。一切の反抗をせず、ただ主人の望むままに働き続ける。次はその類まれなる嗅覚と、香水を調合するセンスを。そうやって相手が求めるものを提供していった。しかも主人のプライドを大切に扱い、自分を有能だが無害な存在であると認識させる。そんな都合のいい部下として振る舞い続けるのだ。

もちろんグルヌイユは従順な奴隷として終わらない。主人に信用されることで裁量を獲得する。仕事を任せてもらう中で知識スキルを手に入れる。そうやって自分の価値を高め、新たなチャンスをものにしていく。彼は自分が置かれた場所で頑張ると同時に、より良い環境へ移ることを目指した。良い環境とは、居心地の良さで決まるのではない。目標を達成するのに最適な場所のことだ。

グルヌイユは「至高の香り」を手に入れることを最優先とし、余計な地位や名誉、財産などを追い求めるようなことはしなかった。全ては「至高の香り」を手に入れるためのリソースに過ぎない。こういう目標が定まっている人の話は読んでいて気持ちいいし、こうあるべきだなと思う。

『後悔の経済学 世界を変えた苦い友情』

俺はあまり本の著者を意識するタイプではないのだが、例外として「この人は当たりが多い」と認識している人もいる。その一人がマイケル・ルイスで、著書に『マネー・ボール』や『最悪の予感』*10などがある。そんな面白いノンフィクションを得意とする彼が、行動経済学をテーマに書いたのが本書だ。この物語の主人公はダニエル・カーネマンエイモス・トベルスキー。プロスペクト理論の二人である。この二人がいかにして惹かれ合い、協力して成果を出し、そして別れてしまうのか。

以前、「天才とは二人でなるもの」という記事を書いた。個人として優秀な人であっても、偉大な成果を生み出すためには相方が必要という話だ。相方とは新たな視点、フィードバック、そして激励をくれる存在である。

カーネマンとトベルスキーは正にこのパターンだ*11。二人とも出会う前からそれぞれ優秀であったが*12ペアとなったことで覚醒した。セミナールームを私物化し、二人で閉じこもりひたすら話し続けてアイデアを磨き上げる。論文を書く時は、二人並んでタイプライターを打つ。カーネマン曰く「わたしたちは頭脳を共有していた」とのこと。「代表性ヒューリスティック」や「プロスペクト理論」はこのようにして生まれた。

しかしそんな二人の仲をアルバート=ラズロ・バラバシが提唱する「成功の法則」が引き裂く。曰く「チームの成功にはバランスと多様性が不可欠だが、功績を認められるのはひとりだけ」である。共同研究に対する賞賛は、トベルスキーだけに集中した。もちろんこれはカーネマンにとって面白くない。また、私生活の変化も二人の関係に影響を与えた。カーネマンは新しい妻との生活のためにイスラエルを離れ、後にトベルスキーも国を出た。こうして二人の間には精神的にも物理的にも距離ができ、二人で一人の天才は終わりを迎えるのである。

このトベルスキーが称賛され、カーネマンがおまけ扱いというのが、俺にとっては意外だった。俺の中ではカーネマンこそが主役であり、トベルスキーの方がサブのイメージがあったからである。あの『ファスト&スロー』はカーネマンの著作であるし、名前を目にする機会も圧倒的にカーネマンの方が多い。Wikipediaだってカーネマンは62ヵ国語もあるのに対し、トベルスキーは24ヵ国語だ。

過去と現在で扱いが真逆となった理由は明確である。1996年にトベルスキーが亡くなり、2002年にノーベル経済学賞を受賞したのはカーネマン一人となったためだ。やはり最後まで立っていた者が強い。

俺は行動経済学の本はいくつか読んでいたので、行動経済学がどのようなものか多少は分かる。しかし、その背景にある物語は知らなかった。本書は行動経済学を知らない人が読んでも楽しめるが、『ファスト&スロー』を読んだ人にこそ勧めたい。

『シンプルで合理的な人生設計』

おまけの6冊目。人生には様々なトレードオフの問題がある。それを様々な研究を元に最適解を追求していく本だ。これは特別「面白かった」ではなかったので本記事の趣旨からは外れるのだが、ある意味でこの半年に読んだ中で一番印象的だったので紹介する。

本書の何が特別なのか、それは俺が今まで読んだ中で最も「これ、俺が書いたことにならないかな」と思った本だからである。そう思うくらい俺と思考や方針が一致している内容だった。読んでいて新鮮味をほとんど感じない。なぜか。

前述した通り、本書は主張の根拠として研究が紹介されるのだが、論文ではなく本から引用されることが多い。その紹介される本がことごとく読んだことがあるものばかりなのだ。例をいくつか挙げよう。

さらに今回紹介した『ネットワーク科学が解明した成功者の法則』も入っている*13。つまり俺が読んできて「使える」と思った本を一冊にまとめた本であると思えば良い。去年、様々な自己啓発本やビジネス書をまとめた本のことを「メタ自己啓発本」と呼んでまとめたが*14、実用性の観点からは本書が一番だ。

正直なところ、本書を読んだら俺の自己啓発系記事は一切読まなくてもいいのではないか。思わずそう考えてしまうと同時に、俺は橘玲の影響を強く受けていることを感じた*15

終わりに

前回は全てノンフィクションとなり、2023年はもう少しフィクションを読もうと考えていた。今回は本を選ぶにあたってフィクション・ノンフィクションを意識したわけではなく、純粋につけていた評で選んだことで2割がフィクションとなった。いい感じのバランスになって良い。

今回選んだ中であえて1冊選ぶとするならば、やはり『ネットワーク科学が解明した成功者の法則』だろう。考えが変わるだけでなく、行動に結びついたのだから。紹介の中でまだ「成功」には繋がってはいないと書いたが、これもあなたたち読者の行動で変わる。というのも、今回のバリューブックスとの提携は、本書を読んで動いたのがきっかけとなっているからだ。これで本が売れたら俺は「属する社会から受け取る報酬」を手に入れることになる。

ということで、最後に改めてバリューブックス特設サイトの宣伝をしておこう。

1. クーポンコード HONESHABRI 適用で送料無料
2. 16%のポイント還元
3. 特設サイトで購入された分の書店利益が全て骨しゃぶりに還元

「そうは言われても、紙の本は置き場がなー」という人もいるだろう。そんな人に朗報だ。現在はバリューブックスでは買取強化キャンペーンも実施している*16。不要な本をバリューブックスに売れば、新しい本のための空間が手に入る。買取強化キャンペーンの詳細は下記動画の概要欄を参照。動画内での言及は57分くらいだが、時間がある時に最初から見ることをおすすめする。自分の売った本がどうなるのか、知っていた方が面白いので。

www.youtube.com

2022年下半期に読んで面白かった本

*1:定価の2〜3割。

*2:もちろんKindleで読みたいという人はAmazonで買えばいい。俺だってKindleで買うことの方が多いし。

*3:評価の基準は友人に「これ面白いよ」と勧められるかどうか。星5は「読むべき」で星1は「読むべきではない」。

*4:ブクログの記録を見ると、これの前に読み終えた本の登録日時が2023/1/2 17:24であり、本書は2023/1/3 17:43だった。

*5:同志少女よ、敵を撃て 本屋大賞受賞 逢坂冬馬さんインタビュー|NHK

*6:例えばスポーツ選手ならば、スポンサーやファンの多さが成功を測る指標となる。スポンサーやファンの多さは、収入と直結しているためだ。対して大会で優勝すること自体は成功ではない。これは本書では「パフォーマンス」と定義され、成功とは別に扱われる。

*7:著者は本書を「セルフヘルプ (自己啓発) 本」ではなく「サイエンスヘルプ本」であると述べている。そう呼称するのは理解できるが、一般的な名称ではないため、ここでは自己啓発本&ビジネス書として扱う。

*8:マガジン購読だと今から過去月分は読めないので。

*9:一つの例として、荒木飛呂彦は重要な順に「キャラクター」「ストーリー」「世界観」「テーマ」であると著書で述べている。

*10:『最悪の予感』は俺が2021年下半期に読んで面白かった本に選んだ1冊でもある。

*11:何を隠そう、この記事の種本である『POWERS OF TWO』で事例として紹介されている。

*12:ヘブライ大学の学部長はカーネマンを他の教師とは別格という意味で、「ダニエル・カーネマンという教師のカテゴリーがある」と述べた。ミシガン大学のディック・ニスベットは、エイモス・トベルスキーと会った後に新たな知能テストを作っている。「自分よりエイモスのほうが頭がいいとすぐわかる人ほど知能が高い」

*13:書名はソフトカバー版である『ザ・フォーミュラ』が使われているが、中身は同じ。

*14:最新メタ自己啓発本を読んで意識を高次元へ引き上げろ - 本しゃぶり

*15:『残酷すぎる成功法則』は橘玲が監訳しているし、他にも『幸福の「資本」論』や『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』など彼の著作を読んでいるので。ただ、ここまで影響を受けているとは、『シンプルで合理的な人生設計』を読むまで全く自覚していなかった。

*16:買取強化キャンペーンは2023/7/31まで。