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ジョジョの公式イタリアツアーに申し込めなかった人向けの記事

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なぜ公式ツアーに申し込めなかったと嘆くのか。
ジョジョが好きならば、暗闇の荒野に進むべき道を切り開け。

この記事は向かうべき正しい道を照らし出す。

既に募集は終了している

ついに公式でジョジョのイタリアツアーが開催される。

募集受付期間は2019年8月26日(月)正午~2019年9月6日(金)17:00だったが、開始6時間後には募集を締め切っていた。

「先着順」この一言がファンを駆り立てた。Twitterを見ていると、開始10分程度で申し込めた人でも「やったか!?」と言っていたので、その焦燥感が分かるというものである。

これだけ短期間で募集が終了したのだから、申し込めなかった人がそれなりに出た。ツアー開催告知が8/18 (日)で、ツアー詳細が発表されたのが8/19 (月) である。それで募集期間は8/26 (月) の午後だけ。帰宅してからの申し込みは間に合わないし、そもそもやることを知らなかったという人だっているだろう。

そんなわけでタイムラインには後悔のツイートが流れてくる。「もっと早く知りたかった」「職場にパスポートを持っていけばよかった」など。

しかし嘆いていても始まらない。もし本当にイタリアへ行きたいと思うなら、やるべきことは次に向けて動き出すことだ。

チャンスをやろう。おまえには『向かうべき3つの道』がある。

【目次】

1. 公式を待つ

「限定グッズが欲しい」「全て任せたい」「公式に金を落としたい」そんな人は金を用意し、回線を張り、希望を抱いて待ち続けるべきである。ツアーは再び開催されるかもしれないからだ。

初めての公式ツアーはジョジョではない。今回ツアーを開催する近畿日本ツーリストは、これまでにも様々な作品の聖地巡礼ツアーを開催している。その一つに『BANANA FISH』のNYツアーがあったのだが、その第二弾が開催される*1

BANANA FISHの場合、第二弾でツアーの内容はパワーアップしていた。第一弾の行き先はニューヨークだけであったのに対し、第二弾ではケープコッドが追加されている。それに合わせて費用もの方も約27万円*2から約40万円*3に上昇している。ジョジョの場合も次が同じ費用であるとは限らない。今回のツアーでは行かないカプリ島やサルディニア島へも行く『帝王のプラン』となるかもしれないのだ。

かつて古代ローマの哲学者セネカは「幸運は準備と機会が巡り合った時に訪れる」と言った。「次」はあるかもしれないが、そのタイミングで準備ができていなければまた逃すことになる。情報の収集と金を準備を怠ってはいけない。

2. 旅行会社を利用する

「次の機会を待っていられない」「自由に日程を組みたい」「でも自分にできるわけがない」そんな人は組織 (旅行会社) を利用するべきだ*4

Twitterを見ていると、「ナポリに行ける」ことを公式ツアーのメリットとして挙げている人がちょくちょくいた。確かにナポリは治安が悪い方で、旅慣れていない人が行くには不安である。女性ならばなおさらだ。

しかし旅行会社を上手く利用すればツアーとしてナポリへ行くことは「可能」だ。それに公式より安く済むかもしれない。

イタリア旅行専門店

ここで紹介する『トゥッタ・イタリア』は、その名の通りイタリア旅行専門店である*5

イタリア各都市のツアーを取り扱っており、当然ナポリをメインとしたツアーもある*6

○ナナナナ!ナポリ3泊5日!駅近3ツ星ホテルでお得に気ままにフリープラン♪アリタリア-イタリア航空利用 | イタリア旅行専門店トゥッタ・イタリア

しかしこれだけでは満足できないだろう。公式ツアーに申し込みたい人は、ローマやヴェネツィアなど他の聖地も巡礼したいはずだからだ。そんな都合のいいツアーが他にあるのだろうか?

オリジナルツアー

無いのであれば作ってしまえばいい。旅行会社では自分で行きたいところを提示することで、それに合わせたオリジナルのツアーを組んでくれるところもある。このトゥッタ・イタリアもそれをやっている。

イタリア旅行 オーダーメイド 手配の事例 | イタリア旅行専門店トゥッタ・イタリア

完全に相手任せで日程を組んでもらうのもいいし、移動時間が現実的かどうか相談するのもいい。手数料を支払えば空港送迎や切符の手配もお願いできる。

もちろんオリジナルツアーを組むためには、行きたい聖地の場所や名前を知っている必要があるが、これについては問題ない。ネットには奇妙な人がいるもので、イタリアにあるジョジョの聖地を片っ端から登録されている地図がある。

行き先はこれを元に考えればよい。

可能性を探る

サイトに解決策が書かれていないもので、Twitterで見た不安要素としては「ナポリでの街歩き」がある。二人でジェラートを食べながら歩いているだけで、お金を奪われたりしないのか、と。

これについては要相談だろう。ナポリのオプショナルツアーを見ると、「日本語ガイドと歩く ナポリ市内散策」というものがある。

日本語ガイドと歩く ナポリ市内散策 | イタリア旅行専門店トゥッタ・イタリア

このツアーは1グループ25,600円で、ナポリ市内を徒歩移動でガイドしてもらう。所要時間は4時間程度で、参加者2名からとなっている。

参加者2名からガイドを1人雇えるのであれば、行き先を変更・指定できないか相談してみるというのはどうだろうか。要するにガイドをボディーガードとして雇うのだ。ナポリにあるジョジョの聖地は、その多くが市内中心部に位置する。4時間もあれば結構行けるはずだ。

もちろんこの提案内容は俺が勝手に考えただけで、実際に可能かは分からない。しかし相談するのは無料である。とりあえず訊いてみればいいし、無理でも代替案を提示してくれるかもしれない。確実に言えることは、自分から言わないと始まらないということだ。

3. 全て自己手配

「いい機会だから自分で全て手配したい」「でも何からどう手をつければいいか分からない」という人向けに書く。とはいえ「ベストな方法」を知っているわけではないので、俺が前回のイタリア聖地巡礼*7で準備・手配したやり方を書く。内容は以前に『わたしのネット』に書いた内容と一部かぶるが、今回は広く浅く書いていく。

それぞれのサービスについて細かい使い方は書かないので、知りたければ各々ググってもらいたい。もっと冴えた方法があると言いたい人は、ブコメとかでマウンティングすればいいと思う。

ついでに参考として俺の語学力を書いておく。

  • 英語:TOEICで300点ぐらい
  • イタリア語:ボン・ジョルノとグラッツェは使える (スペルは知らない)

以下に書かれた方法はこのレベルの人向けということだ。

飛行機の手配

飛行機は『トラベルコ』で検索・手配した。

日程と目的地を入力すれば、様々な予約サイトから航空券を探し出す。電車の乗り換え案内みたいなもので、勝手に乗り継ぎを提示してくれる。料金や直行便などで絞り込むことも可能だ。

1つアドバイスをすると、値段や所要時間も重要だが、到着時刻・出発時刻も気にしたほうがよい。慣れない異国の地に深夜到着は心細いし、旅行して疲労した状態で早朝出発もきつい。それに国際便は出発の2時間前までに空港到着が基本なのだ。

あの旅行ではヴェネツィアからサルディニア島へ行くのにも飛行機を使い、その手配もトラベルコで行った。

宿の手配

宿は全て『Booking.com』で検索・手配した。

ほとんど日本語だけで自分に合った宿を探し、予約することができる。レビューも多く、日本語以外で書かれていたとしても機械翻訳でだいたい分かる。荷物預かりや早朝チェックアウトなど宿への依頼も機械翻訳でなんとかなる。

宿についたら元気よく「ボン・ジョルノ」と言ってパスポートと予約確認書を叩きつける。そうすれば相手は「予約の客か」と分かるので、ことがスムーズに運ぶ。

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ナポリで泊まった宿の予約確認書

予約確認書は複数の言語で印刷できるので、俺は日本語とイタリア語の両方を複数枚印刷して持っていった。俺は自分の泊まる宿の場所をイタリア語はおろか、英語で説明する自信が無い。バックアップは必須である。

電車の手配

ナポリからヴェネツィアは長距離であるため、予めネットで切符を購入した。乗れないと日程が狂う上、早期予約したほうが安く済むからである。クレカで支払い、チケットのPDFを印刷して持っていけば良い。

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ヴェネツィア行きのeチケット

「Trenitalia」で検索すると一番上に日本語のサイトが出てくる。これは公式サイトであるのだが、本家と違って手数料がかかる。安く済ませたい人は本家で英語表示にして購入するべき。俺はそうした。英語が分からなくても日本語で解説しているサイトがあるので問題ない。

EN - Trenitalia

他の短距離移動の電車は、現地で購入した。販売機は複数の言語に対応しているが、日本語は非対応。使い方は行く前に調べたけど、後は雰囲気で使った。その結果、空港への電車の切符を間違えることに。

フェリーの手配

サルディニア島から本土へのフェリーはAFerry.jpで日本から予約。当日はフェリーターミナルの受付へ行き、印刷した予約確認とパスポートと出して「チケットプリーズ」と言えばチケットを貰えた。予約した場合、身分証明書としてパスポートを出すことが多い。

これに限らず、予約確認書は紙で複数枚持ち、PDFもパソコンとスマホとタブレットの全てに保存している。予約確認書を紛失した時にその旨を説明する自信が無いためだ。

SIMカードの用意

宿ではたいてい無料でWi-Fiが使えるけれども、やはり外でもネットを使いたい。なので海外で使えるSIMカードを予め購入して持っていった。

俺が購入したこのSIMはイタリアだと3Gしか使えないが、Google MapsやSNSをする分には問題なかった。

現地で購入もやったことはあるのだが、俺の英語力だと店員の売りたいプランのカードしか手に入らない*8。日本で購入でもそれほど値段も変わらなかったし、到着してすぐ使えるのは便利ということで、俺は日本で予め購入するのを勧める。

ジョジョ公式ツアーのサイトには「レンタルWi-Fiのおすすめ」と書いてあるが、自分ひとりだけがネットを使えればいいのなら、俺はSIMカードの方がいいと思う*9。管理する端末が減るし、日本と同じ感覚でスマホを使えるためだ。

とはいえSIMカードにもデメリットはある。SIMロックが解除されていないといけないのは当然として、他に俺が実際に困った点を挙げておく。

  • 日本のsim用のプロファイルを残しておくとネットに接続できない
  • 日本のsim用のプロファイルを消したので帰国後ネットに繋がらない
  • 二段階認証のSMSが届かない

予め知っていれば対処できるが、知らずにいると焦る。

『地球の歩き方』を読む

[asin:B07MQY1GKD:detail]

ほとんどの情報はネットから無料で入手できるが、それでも俺は毎回買っている。やはり必要な情報がパッケージングされているのは強い。ネットで調べることができるのは、自分が知らないということを自覚している事だけである*10

例えば「コロッセオは毎月1回、第一日曜日は入場料が無料」である。こういった情報はネットだけだと見落としがちである。「コロッセオ 入場方法」とかで調べた先に、通常の入場料しか書かれていなければ、それ以上調べようと思わないだろう。

このようにネットだけだと、自分の意識の外にある情報にはアクセスできず、見落としが発生しやすい。これが例のように入場料程度の話ならば良いが、禁止事項を知らなかったばかりに警察に捕まるとなったら目も当てられない。

その点ガイドブックは必要な情報が揃っているため、見落とす確率がグッと低くなる。それに価値を見出して俺は金を払うのだ。

ちなみに俺はガイドブックに関しては紙派である。バッテリー切れの心配が無い上、人に尋ねる時に渡しやすいからだ。これについては以前書いたことがある。

分からない事をひたすらググる

全てに言えることだが、とりあえず分からない事があればひたすらググる。ほとんどの問題はこれで解決する。

ボスが観光地大好きなおかげで、5部の聖地に関しては日本語の情報が豊富である。「不安」の多くは「不明」なだけである場合が多いので、まず調べよう。それでも不安が残るのであれば、一つ一つ対処方法を考えよう。

終わりに

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大切なのは『聖地に向かおうとする意志』だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回はツアーを逃したとしても、いつかはたどり着くだろう?
向かっているわけだからな…………… 違うかい?

ツアーの行き先解説記事

このタイトルの寿命、一週間保たなかった。

*1:募集は終了済み。

*2:A日程が264,000円、B日程が269,000円。

*3:A日程・B日程共通で398,000円。

*4:利用したところで、想像している以上の『借り』を作ることにはならないので安心して欲しい。

*5:別にこの旅行会社に拘る必要はないが、この記事ではここのサービスから方針を考える。

*6:ここでアフィリエイトを仕込んでおくと俺がいい感じに儲けられるのだが、残念ながらトゥッタ・イタリア関連は全て普通のリンクである。

*7:ジョジョのイタリア聖地巡礼 黄金の風邪 - 本しゃぶり

*8:一番お得なデータのみプランを売ってもらえず、いろいろ追加された旅行者向けプランのしか売ってもらえなかったことがあった。

*9:使えるならeSIMの方がもっといいと思う。まだ使ったこと無いが。

*10:これについては以前も書いた:自覚する無知は救われるが、知っていると思いこむ事は恐ろしい恐ろしい - 本しゃぶり