本しゃぶり

骨しゃぶりの本と何かを繋げるブログ

はてなブックマークにブコメ返信機能が欲しい

はてなブックマークがユーザーインタビューをするらしい。
ならば先手を打とう。

俺の要望はこれだ。

俺に訊けよ

これに応募した。

はてなブックマークの機能などに関する意見や感想を求めるのなら、この俺に訊くべきだろ。

記事によれば、「はてブを利用」とは、「目安:1ヶ月に1回以上」であるらしいが、こんな制限は余裕で超える。俺は直近1ヶ月のブクマ数は20個程度*1しかないが、はてブ経由で読む記事数は1日20個くらいはあるはずで*21ヶ月に600個だ。さらにブクマされる数は直近1年だと1ヶ月に1400個以上*3。俺に訊かずして誰に訊く。

なのでこの10日ほど、はてブにどんな要望をしようかと考えていた。記事執筆時点では当選の連絡は来ていない。しかし、チャンスを掴み取るためには準備が必要だ*4。連絡が来てから考えるのではなく、その前から考えているからこそ最適解が導き出せる。

そうやって考えていたところ、俺の中のルターが囁いた。「意見があるなら貼り出せ」*5と。

Ferdinand Pauwels [Public domain],Link

これはもっともだ。インタビューされるかどうかは、俺にはコントロールできない。コントロールできないことを期待したり心配したりしても、何の意味もない。考えるべきは自分でコントロールできることだ。俺が言いたいことをまとめて記事にすることは、俺が100%コントロールできる*6

ということで、俺がはてなブックマークに求めるものを書いた。ルターは提題をマインツの大司教アルブレヒトに送りつけたので、俺は開発チームのディレクターに送りつけよう*7id:yone-yama

ギャラリーの前で返信したい

俺がはてなブックマークに求める機能、それがタイトル通り「ブコメ返信」だ。こんな感じで表示して欲しい。

ブコメ返信機能のイメージ

仕組みは開発チームの方々に頑張って考えてもらうが、素人考えとしてはメタブを表示する形がいいと思う。既にブコメをブックマークする機能はあるわけだから、それを可視化する機能だけを作れば済むので。これがどれくらい大変なことなのかは知らない。

メタブが表示される

ではなぜメタブを可視化させたいのか。それはメタブ先のユーザーだけでなく、ブコメ欄を見ている他のユーザーにも見える形で返信したいからだ。今の仕組みではブコメにメタブしてあっても、他のユーザーは気が付かない。ブクマされていることを確認するためには、個別のページをブクマするなどしなくては分からない。他人のブクマにメタブがされていることに気がつくのは、多くの人にメタブされて新着・人気エントリに入った時ぐらいだろう。

PC版で拡張機能などを使わずにブコメのブコメを確認する方法

だからメタブよりも、記事に対するブコメで他のブコメに対して意見を述べる人が多い*8。その結果、「トップブコメおかしいだろ」というブコメがトップになるのを筆頭に*9、ブコメに対する指摘が始まるとブコメ欄がカオスになる。しかもブコメは100字制限1ユーザー1度しか書けないため、複数のブコメに対し個別に意見を書き込むのは難しい。特に自分が既にブコメした後で、別のブコメに対して反論しようとするのは困難だ。

この問題は「ブクマする側」でも生じるが、「ブクマされる側」になるとより顕著に感じる。ブコメに対して意見を述べたい時、1対n の構図になりやすいからだ。せっかくだから実例を出そう。

返信したいブコメの例

返信したいブコメの例として、前回の本しゃぶりの記事を使おう。

これには執筆時点で125件のコメントが付いている*10。これだけあれば返信したい主なパターンを紹介できる。これを見れば、個別に返信したい気持ちを理解できるのではないか。

お礼と報告

まずは指摘に対する「お礼と報告」だ。

197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり

「参考文献」になんかヘンなのが混じってんなあ。マゾッホとか…/細かいですが『いやな気分よ、さようなら』ですね

2022/05/09 08:18

これは何かというと、当初俺はミスって『やな気分よ、さようなら』と書いていたのだ。"い" が抜けてしまっている。このブコメはその指摘だ。当然これは直したが、こういう時に「指摘ありがとうございます。修正しておきました」と他の人が見える形でコメントしたい。これは「かつてミスがあったが今は直してある」ことを周知すると共に、ミスへの指摘は歓迎することをアピールしたいからだ。

しかしメタブに書いても他の人には見られないので、スターをつけて終わりにした。俺のブコメに追記するという手はあった。今回のブコメの長さ・内容なら可能だろう。しかしミスの指摘がこれで終わりとなるかは分からない。第2、第3の指摘に対してもコメントしようとすると、すぐに文字数制限に引っかかる。だからスターで終わりにしたのだ*11

『本しゃぶり』は、壮大な構想と緻密な計算のもとに書かれているブログだが、記事を長く書いていると、そこにヒズミやキズができてくるということだ。気をつけてはいても間違いをしてしまう。なので指摘のブコメは大いに歓迎なのだが、修正後の対応にいつも悩むのだ。

反論

ミスの指摘は歓迎だが、内容に対しては反論したいこともある。そして人前でされた指摘に対しては、人前で反論したいものだ。このブコメはまさにこのパターンだった。

197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり

これ「黄金律」を誤用してる。黄金律は「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」というような具体的な内容の命法で、一般に重要なルールという意味ではない。

2022/05/09 20:19

このブコメは2つの文から成り立っている。

Link

先に後半②についてだが、これについては同意であり、特に反論することはない。コトバンクで「黄金律」を調べると、以下のように書かれている。

英語でGolden Rule。キリストが山上の垂訓中に示したとされるキリスト教の根本的倫理。すなわち,〈なにごとでも人びとからしてもらいたいことは,すべてそのとおり人びとにもしてあげなさい〉(《マタイによる福音書》7:12,《ルカによる福音書》6:31)という教え。
黄金律とは - コトバンク

ほぼid:Fondriestのコメントのとおりだ。強いて言えば「フェルミの黄金律」*12や「経済成長の黄金律」*13のように他の使われ方をすることもあるが、ただ「黄金律」と言えば普通は上記の教えのことを指す。

俺が反論したいのは前半①の方だ。記事に対するブコメなのだから、「これ」とは俺の記事を指していると考えていいだろう。つまり「骨しゃぶりが黄金律を誤用している」と受け取った。だが俺は記事を書く前から黄金律の正しい意味を知っていたし、誤用にならないように使ったと自負している。そう言っただけでは信用してもらえないだろうから、自らネタを解説することにしよう*14

問題の記事で俺はこう書いている。


(以下引用)

イエスも言っているではないか。

"人々にしてほしいと、あなたがたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ"
『ルカによる福音書』6章31節

Carl Bloch, Public domain, via Wikimedia Commons, Link

ビジネス書や自己啓発書に手を出す、あなたがしてもらいたいことは何か。それは「教えを説かれる」である。つまり教えを説くことこそ、真の成功の黄金律なのだ。

(引用ここまで)


197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり

わざわざ聖書を引用*15してまで本来の黄金律から繋げているのだが。しかも日本語が苦手な人のために「山上の垂訓」の絵画まで貼り、本文を読まないでブコメする人のためにサムネにしている*16

実を言うと、俺も『ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律』を見た時に、id:Fondriestと同じことを思った。「黄金律と言ったら "やるべき教え" というより、"他人にしてもらいたいことをしろ" だよな」と。だから記事を書く時も、ただの「教え」の意味で黄金律を使ったら絶対に突っ込まれると分かっていた。だから「本来の黄金律」と「ビジネス書100冊本の黄金律」を繋げるロジックを考えたのだ。

記事本文で「本来の黄金律とは〜」と書かなかったのは、無駄に文章が長くなるからである。書かなくても本来の意味を知らない人は別に気にしないし、知っている人にはこれで伝わると思った。それなら文章は短いほうがいい。

しかし残念ながら伝わらなかったようだ。この手の誤った指摘するタイプのブコメは、後から他のブコメが俺に変わって反論してくれることも多い。だがブコメが付いたタイミングが遅かったこともあってか、今回は現れなかった。こういう時のために、著者が人前で反論できると良い。

質問

最後はブコメに対して質問したいパターンだ。指摘が間違っているというより、何を言いたいのかよく分からないブコメだ。今回だとこれが一番意味が分からない。

197冊の教えを1つにまとめた黄金律の教科書 - 本しゃぶり

ホントだー(ホリケンさんのアカバレ)。/以前の言語学ラジオで他人として"ほねしゃぶり"氏を紹介してたけど本人なのよね。/釣り増田エントリを何度も書いてる疑いが濃厚。

2022/05/09 08:47

このブコメは大きく3つに分かれている。意味が分からなすぎるので、一つ一つ丁寧に読み解きたい。

ene0kcalのブックマーク

まず①だが、"ホントだー" はホリケンこと堀元見 (『ビジネス書100冊本』の著者) の口癖だからいいとして、問題は "ホリケンさんのアカバレ" である。この記事は誰のアカウントに対しても言及していないのに、アカバレもクソもない。ここだけだとマジで何が言いたいのか分からない。だが②を読むと、仮説が浮かび上がる。

②ではまず "以前の言語学ラジオで他人として"ほねしゃぶり"氏を紹介してたけど" と言っている。ここまでは意味が分かるし、一切の誤りは無い。ホリケンがやっている『ゆる言語学ラジオ』で本しゃぶりが言及された事がある*17俺 (骨しゃぶり) とホリケンは他人だからだ。しかし最後まで読むと謎になる。

以前の言語学ラジオで他人として"ほねしゃぶり"氏を紹介してたけど本人なのよね。

本人???

まさかと思いつつ③を見ると、俺が釣り増田エントリを何度も書いたことがあると疑っている*18。つまり「骨しゃぶり」の時点で匿名なわけだが、さらにアカウントを一切隠しての活動もしていると言っているわけだ。

③を見てから①, ②を読み返すと、id:ene0kcalの言いたいことはこうだとしか思えない。

マジかよ

骨しゃぶりはブログを書くだけに留まらず、登録者数13.8万人*19のユーチューバーであり、JAPAN PODCAST AWARDSでW受賞*20、さらには単著も2冊出している。お前ら控えろ、頭が高い。

今からでもそういうことにならないかなと思うが、残念ながら既に手遅れ

右上で喋っているやつ誰だよ。教えてくれ、id:ene0kcal

終わりに

このように、はてなブックマークを使っていると、人目につく形でブコメに返信したいことが多々ある。しかし現在はそれに適した機能が無いため、返信するのは難しい状態となっている。はてブの治安が悪い要因の一つは仕組み上、反論されにくいせいではないか。はてなの皆様には、ぜひとも返信機能の検討をしてほしい。

また、今回は欲しい機能について書いたが、はてなブックマークに関して言いたいことは他にもある。インタビューのご検討をお願いします。

骨しゃぶりが書いたことにしたい本

本しゃぶりで使ったことあるし*21、これを買うと俺にお金が入るので*22、もうこれは俺の本と言って過言ではないのでは。

インタビューを受けた

*1:2022/04/22〜2022/05/21のブクマ数。

*2:ちゃんと数えたことはない。1日に10記事は少なすぎるが、1日に40記事はたぶん読んでいないだろうという計算で。

*3:本しゃぶりで2021/05/23〜2022/05/22までに投稿した記事についた合計ブクマ数÷12で算出。当然この記事についたブクマは含まない。直近1ヶ月だと1176個になる。

*4:この手の言葉はルイ・パスツールの名言として広まっている。Wikipediaによれば、パスツールが大学の記念式典のスピーチで「観察の分野では機会は準備のできている精神だけを好むのです」と言ったのが元ネタらしい。幸運は用意された心のみに宿る - Wikipedia

*5:なお、実際にルターが提題をヴィッテンベルク城教会の扉に掲示したかは不明だ。ルター自身がこのことに言及しておらず、同時代の人による目撃証言も残されていない。ただルターが贖宥状の有効性に疑問があるという提題を書き、それを大司教に送りつけたのは史実である。

*6:はてなにアカウントを剥奪されなければ。

*7:後にルターはローマ教皇から破門にされたが、はてなはそんなことしないよな。

*8:書いていて思ったが、これは俺の観測の偏りによる誤りかもしれない。記事のブコメ欄に書かれたブコメは目に入るが、ブコメのブコメはわざわざ確認しないため目に入らない。そのためブコメに対するブコメの方が多くても、俺はそれに気が付かない。だが記事にブコメする方が簡単なことを考えると、俺の印象は正しいのではないかと思う。

*9:トップだけに。

*10:俺自身のコメントも含む。

*11:他の手段としては記事本文に追記するという手もある。大きなミスがあった時はそうすることもあるが、この程度の小さなミスでいちいち追記するというのは良いと思えない。

*12:フェルミの黄金律 - Wikipedia

*13:経済成長の黄金律 - Wikipedia

*14:自助は時に辛い。

*15:ちなみに『マタイによる福音書』ではなく『ルカによる福音書』を使ったのは、『ルカ』だけ『自己啓発の教科書』の参考文献に含まれていたからである。

*16:正確に言えばサムネは絵画そのままではなく、ちょっとネタ画像の形にしたが。

*17:『名誉の殺人』も『コンテナ物語』も「出落ち本」【ミーム提案委員会】 #36 - YouTube

*18:信じてくれるかは分からないが、俺は増田に書き込んだことは無い。増田に書くより本しゃぶりで書いたほうが読まれる確率が高いので。

*19:2022/05/22時点のゆる言語学ラジオ

*20:JAPAN PODCAST AWARDS ジャパンポッドキャストアワード

*21:『教養悪口本』はこれで。ゆる言語学ラジオというロバストなコンテンツ - 本しゃぶり

*22:アフィリエイトリンクなので。